スナックの出会い、スナックの魅力
きょうは昼スナ(=昼間に開店しているスナック)へ行きまして、お酒を飲み、語らい、出会いとつながりを感じ、考えた日でした。
はじまりは昼スナ
昼スナとは、昼間に開店しているスナックのこと。
スナックって夜のイメージがありますが、昼にやってたっていいよね、とその存在を世に知らしめたのは、木下紫乃さんなんじゃないかと思います。
紫乃ママは、『昼スナックママが教える 45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気』の著者でもあり、悩める中年の伴走者として、また人材育成に携わる経営者でもあります。
はじめて昼スナを訪れたのは、コロナ以前だったので、この本が出るだいぶ前です。情報通のお友だちから、昼スナの存在を聞いて、なんだか面白そう!と、当時は麻布十番で週1回しか開いてなかった昼スナへ行ったのでした。まさに、やめる勇気を使ったあと、なのに先のことも決まってないわたしに、ぴったりのスナックでした。
そこからご縁がつながって、2020年に紫乃ママが関わる「生きるチカラプロジェクト」に参加することになったのでした。オンラインで各界から集まった方々と一緒に、地域課題を解決するプロボノ活動にどっぷり携わった3ヶ月強は、コロナ禍にあってもっとも有意義な体験だったといえます。
そんな一連のご縁がつながっていての、きょうでした。
スナックひきだし
スナックひきだしは、日替わりでママ・マスターが変わるのですが、本日担当のもっちーマスターは、「生きるチカラプロジェクト」でご一緒した方です。
副業やプロボノや趣味や特技で、さまざまな活動をされていて、きょうもその行動力や人脈に驚かされました。
きょうのお客さんは、何周りも若い方から年配の方まで幅広く、職業もさまざまです。普段はぜったい会わないような方々が、スナックだから集まるし、話せるし。マスターやママが起点なんだけど、そうも見えない不思議な構図なんですよね。
藝大修士課程を出た才女のアシスタントさんが、なんともクリエイティブなカクテルを作ってくださいました。美味。
行政書士の先生がいらっしゃったのも、驚きました。狭い人数の空間に、たまたま偶然いらっしゃるとは。
若きマジシャンもいた……ぜったい分からないトリックに唸る。
偶然が重なって、きょう久々に再開できた仲間もいて、なんだか嬉しかったなー。
マスターの人柄と人脈と、スナックひきだしという「場」があるから、偶然が必然となって、おもしろい出会いがつながるんだ、と納得させられたのでした。
振り返ってみたら、4年前くらいからの壮大な伏線を回収できたような気もしました。だって、最初に昼スナ行ったときと、自分の目線もぜんぜん違うから。
きっとこの先にも種が撒かれていて、またそれを回収できる日がくるんだと思います。
スナックで定点観測できるとは想定してませんでしたが、どんな街にも必ずあるスナックという存在は、かなり奥が深いかもしれません。