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美文字が書ける、魔法のボールペン〜「ビモア」体験イベント

みなさんは自分の書く字に自信がありますか?
わたしは、残念ながら、ありません。字を書くのは嫌いではないのですが、くせ字で、自分本位な字を書いてしまうのです。

手書き文字はやっぱり大事

デジタル化・オンライン化が進もうとも、手書きの機会っていまだ多いですよね。
子どもの学校の調査票や健康カード、あれ毎年手書きするのなんで? とか、役所や銀行の手続きも、まずなにか書かされますしね。
ちょっとしたお手紙をさらさらっと書いて送りたいけど、いい大人が揃ってない字だと思いながら出すの、気が引けるな、とか……。

とはいえ、これから個人事業をやっていくのに、お客様相手の郵送物や、お手紙を書く機会もあるでしょう。さよなら手書き、とはいかず(PCソフト「さよなら手書き」を導入した話はこちら)、自信があってもなくても、相手ありきで書く場面は、必ずあります。

それに、日本語の文字って美しいなぁ、と最近考えることが増えていたんですよね。名刺づくりとか、日本語フォントのこととか。

美文字が書けるイベント

そんなわたしのところへ、こんなイベント情報が舞い込みました。

ゼブラさんの美文字練習セット「ビモア」を使った体験型イベントです。

新生活をはじめるわたしにもぴったり!
苦手を感じていた自分の「名前書き」と向き合うときが、やってきました。

銀座、伊東屋さん10Fにあるおしゃれな空間が会場です。文具女子のみなさん(男性もいらっしゃいました)が続々と集まってきます。

文具といえば伊東屋
サンデッキのようなくつろぎスペースも

「ビモア」の特徴がすごい

今回は、美文字練習セット「bimore(ビモア)」をつかった講座ということで、商品の監修を務めた先生が直々に、この製品をつかって美文字をレクチャーしてくださるという贅沢企画でした。

古くはシャーボ、油性ペンのマッキー、ゲルインクボールペンのSARASAなど、名だたるヒット商品で有名なゼブラさんの商品は、昨年の「2022年日経優秀製品・サービス賞」の「日経MJ賞」を受賞しているんです。

事前知識がなくイベントまで「ビモア」を知らなかったわたしですが、今回、その商品の特徴がすっかり理解できました。

「専用メモ帳×ボールペン×動画」がセットに

わたしなりにまとめると、

  1. ペン先がしなる! 筆圧をコントロールできるペン先の技術開発力

  2. お手軽&親切! 専用メモ帳つきで基本の練習ができちゃう商品設計

  3.  動画がうれしい! 1日3分×7日間の練習に伴走する企画力

商品の企画力がたしかにすばらしいんですね。
ポイントは、専用メモ帳も、筆圧調整ボールペンも、それぞれ単品売りがないことだと思います。
セットじゃないと、このペンの良さが伝わらないし、このペンから練習をはじめないとボールペン美文字の何たるかが伝わらない。
だからセットで届けたいのだ! という思いが、伝わるというものです。

短時間でも変化を実感

さて、美文字教室のほうは、書家で美文字研究家の青山浩之先生の講義は、さすがでした。

ボールペンできれいな字を書くためのポイント講義と、「ビモア」のペンの筆圧の活かし方が、小気味良いおしゃべりとともに楽しく学べました。
実際に先生正確な筆運びを間近で見ることができ、とっても分かりやすく、練習中も和やかな、楽しい時間となりました。

ポイントの練習を重ねるにつれ、だんだんとペンの使い方にも慣れて、美文字練習モードの書きやすさを実感できます。

恥ずかしながら、課題だった「自分の名前」のビフォーアフターをお見せしちゃいましょう。

左がBefore→右がAfter

劇的とはいえないまでも、変化はありますよね。一文字一文字が力強くなったのではないかと思います。

真っ直ぐ書けてないし、ダメダメなレベルですけどね。練習すればなんとかなるかも、と希望が持てました。まるまっちくしかっけなかった『おおざと』(「部」のつくり)のコツを先生から直接伺えたのは貴重でした。

ほんの数十分の講義と練習でも、なるほどガッテン、これまでいかに日本語を雑に扱ってきたかを思い知り、反省しました。
貴重な機会に参加できて、個人的なタイミングとしても、とてもありがたかったです。

とめ・はね・はらいは大切に

講義で教わったのは、漢字の「とめ・はね・はらい」には意味があること。日本語の書き文字は、筆文字からきているから、書き順、すなわち筆の運びはとっても重要なのです。

でも日常で字を書くときには忘れがち…というかまるで意識なく書いてしまってました。わたしは自分の名前ですら、書き順を間違えていたことに気づいて冷や汗を……そりゃあ形がキマらないなわけです。

そのほかにも、青山先生の「ピタ・カク・ピト」「すき間均等法」といったメソッドを教わり、なんだかきれいな文字が書けそうな気がする! というところまで意識が高まりました。

小学校の漢字練習やテストで「とめ・はね・はらい」をどこまでチェックされるか、厳しすぎるのは考えもの的な風潮で、よく聞く話でした。書き順なんて意味あるのか、とかね。

でも、日本語の歴史や成り立ちをおそろかにしてしまったら、美しい文字は書けなくなってしまうのです。
ひらがな、カタカナ、漢字が織り混ざった日本語の美しさを、表現し続けられる文化であって欲しいな、と思います。

さっそく購入してきたので、娘にも少しやってみてもらったのですが、左利きなので難しそう……。ペンの持ち方にも起因しているのですが、このあたりは矯正しきれなかった責任を感じつつ、意識だけでも伝わったらいいな。

単品はありませんが、替え芯はSARASAと同じ、ジェルインク0.5mm
が対応しているので、しばらくこのペンを使ってみたいと思います。

ペン先しなりモード(美文字練習モード)と、通常モードが切り替えられるので、日常使いもまったく問題ありません。

ゼブラさん、このたびは楽しいイベントと学びを、ありがとうございました。

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長谷部 美子|行政書士オフィス ハナウタ
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