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自己紹介その2

前回から自己紹介の続き、今回は僕ら家族が住んでいる国東市での暮らしについて。
国に東と書いてクニサキと読みます。国東市は大分県北部に位置し、九州の大陸からボコッと突き出たような国東半島の右側辺りに国東市があります。
人口28,000人、過疎化の進む田舎の町ですが海あり山ありとても自然豊かでゆったりとした時間が流れる場所です。
特筆するような主用産業はありませんがカメラメーカーのCANONの工場があったり、全国ではもはや国東市でしか作られていない希少な畳、七島藺(シチトウイ)が今も少量ですが生産されております。海に面しておりますので漁師さんも沢山おられます。昔ほど魚が捕れなくなっているようですがヒジキやワカメなど海藻類に転向されている漁師さんもよく見受けられます。
クヌギを使った原木椎茸も有名ですね。
文化も非常に面白いところでして、国東市を含む国東半島ではよく仏の里と呼ばれ特殊な山岳宗教文化が栄えたところです。それを六郷満山文化と言いますが気になる人は個別に検索してみてください。ざっと概要を説明しましたが国東市についてはまたnoteを続けていく中で追々触れる機会も多いと思います。


次に僕たち家族の暮らしについて。
前回も書きましたが家族構成は妻35歳、娘6歳、息子1歳です。朝8:00くらいに工房に向かい子供達は妻が保育園に連れていく。以前は工房と住居が同じ場所だったのですが現在は車で5分ほど離れた場所に住居があり毎日通っています。
これも何故別々にしたのか理由があって機会をみて触れていきますね。
僕の工房と妻の工房は同じ敷地内にあります。あ、前回も書いたのですが妻は陶芸家なんです。どんな作品を作っているかはこちらをクリック。

低土色土鍋2018

岡美希作(土鍋)

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写真:谷知英

昼は妻と住居に帰って昼食を摂り、戻ってまた仕事をする。
17:30くらいに妻が子供達を保育園へ迎えに行き僕は19:00くらいに仕事を引き上げ帰宅。日曜日は完全休業。食べることが好きなので休みの日は外食に出かけることが多いような気がします。

とまあこんな感じの毎日です。
工房と住居が一緒の時は夜遅くまで仕事をしていたのですが、
妻からのお願いもあり今は家に仕事を持ち帰らないようにしています。
家族の時間も大切にしようという趣旨の切り替えです。子供と接する機会も増えましたし規則正しい生活も送れていていい感じですよ。


とはいつつも時間が削られた分仕事量は減っているので作品にしろルーティンワークにしろ、アウトプットの量が減っているので売上や染める量など減るかと思われるかもしれないのですが意外にそこは変化していません。

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工房の風景(伸子という竹串を布の裏に張り布にテンションをかける)


色々理由はあるのですが、ウチには28歳勤務歴2年のアルバイトスタッフがいて、その子がだいぶ染めれるようになったので僕の時間にかなりゆとりが出てきたのです。今はある程度任しておいても大丈夫で最近僕が主体的に工房にいることはかなり少なくなりました。本当に有り難い!
この出来事は自分にとってかなりエポックメイキングでよつめ染布舎を立ち上げて5年まさかこんな日がやって来るとは!感動しております。
この辺は大いに語りたいところで、時間の確保や人材のことなど1人で切り盛りされている工芸家や農家さんなどかなり頭を悩ませておられる方も多いかと思います。こちらも追々綴っていきます。

ひとまず自己紹介その2はこれくらいにしたいと思います。
次回は何を書こうかな。もしリクエストなどありましたらお気軽にコメントください。
ではまた。

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