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#10 twnovel、辞めるか否か

 早朝四時前。朝明けぬ暗闇の中で起き抜け、ふと思ったことがある。

「twnovelの更新、辞めよっかな」

 そう思ったのは始めてではない。以前にも考えていた。
 例えば投稿を始めて半年ぐらい経った時。ネタが尽きて「もう辞めてぇ」となった。でも、その時は「苦しいのは今だけだ! 乗り越えれば何とかなる!」と自分に言い聞かせ、頭から身体まで捻りに捻ってどうにかどうにかネタを絞り出して文字を綴った。
 こういうパターンは過去に何度もある。ネタが浮かばず書けなくなると辞めたくなって、諦めたらそこで試合終了ですよと心の安西先生に励まされた。そして一年を迎え、特別「やったね一周年だよ! 褒めて!」と強請ることなく二年目に突入。
 2023年3月28日。Twitterで、とうとう呟く。

 呟怖も辞めたがっている四椛。そうだ。この時、呟怖も「書けねー! 辞めてー!」となっていたんだ。忘れてた。

 どうして辞めたいのかと申しますと、ちょっと負担なのですよ。マジでネタが尽きすぎて、脳味噌含め全身が固く絞り過ぎた雑巾みたいになっている。或いは搾り切った果物の残骸。何度も煎れた後の出涸らし。恐らく、私のtwnovelや呟怖を読んで下さる方々の多くが感じているだろう。マンネリを。「最近の四椛、おんなじ話ばっかじゃない?」と。
 大丈夫、書いてる本人がマンネリ感じてるから。「この話、前にも書いたな」って思ってるから。

 毎日140字小説やtwnovel、呟怖を投稿している人達は本当に凄いと思う。どうやってネタを捻出しているんだ。もはや錬金術の域ですよ。頭ん中どーなってるの。私も同じ脳味噌が欲しい。

 負担云々は抜きにして四椛会議では「twnovelじゃなくて140字小説を書けば良いんでない?」という意見もあがっている。呟怖は大きな括りで『ホラー』に分類されるから良いとして。それ以外のジャンルで140字以内の小説を書くならば、twnovelである必要があるのでしょうか? 140字小説じゃダメなんですか?
 ダメなことはない。決してない。寧ろ文字数が切りよくぴったりなので作りやすい。
 では何故twnovelを書いていたんです?
 それはですね……タイトルを考えなくて済むからです。

 これだよ。そう。タイトルを考えなくて済むから書いていた。
 プロット作りの次に苦手なもの。それは表題決めである。マジで題名が思い付かない。センスの良い題名が浮かばないよ〜助けてドラえも〜んレベルを超えてるからね。文字数など関係なく全ジャンル全作品【無題】もしくは【題名のない小説】で発表したいぐらいのレベル。現在までに投稿している140字小説の題名でさえ、九割方お題サイトの世話になっている。あ、あとPrologueの作品もそうだな。SS投稿チャレンジの一部も。……あれ? 四椛、まともに題名考えたことある? あるよ。あるある。探せばある。
 表題決めと同着で苦手なのが、あらすじを書くことです。苦手なものがない。いくら“路傍の物書き”でも致命的すぎる。

 話題を戻しまして。
 twnovelの投稿枠を140字小説に充てよう、と考えた。だがしかしbut、辞めてしまうのも勿体ない気分がする。折角一周年を過ぎ、あと五ヶ月足らずで二周年なんだから。もうちょっと頑張ろーぜ! と思わなくもない。いや五ヶ月足らずって長いな。ワンクール以上じゃん。10月1日で二周年だから……あと144? 9月30日の作品を最後にするなら143作品書かなあかんの?
 むり〜〜〜〜!! 無理だわ。マンネリが過ぎて飽きられブロックの域へ突入する。
 とかなんとか言って今ここで「辞めまーす!」宣言しても、どうせ就寝前に「twnovel書かなきゃ」ってスマホを手に取るんだ。そうやつなんですよ四椛って女は、まったく(溜息)。

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四椛睡
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