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そろそろ次のシナリオを書きたい

時々、TRPG(CoC6)のシナリオを書いている。
TRPGとは「テーブルトークRPG」の略で、コンピュータを使わずにアナログで処理を行なうロールプレイングゲームのことだ。ストーリーの読み上げや選択肢の提示は、GM(ゲームマスター)やKP(キーパー)と呼ばれる人物が行ない、PL(プレイヤー)は状況とキャラクターに合わせて演じつつ、ゲームクリアを目指すものである。

TRPGには様々なシステムがある。システムとは、ゲームの基盤となるルールや世界観を定めたものであり、各システムごとにルールブックが存在する。ルールブックには「キャラクターの作り方」、「ダイスの振り方」、「処理の行い方」などが書かれており、ゲーム中に分からないことがあれば都度参照する。物語を旅するための「手引き」のようなものだ。

システムがハードウェアだとすれば、シナリオはゲームソフトだ。システムの世界観上で語られるひとつのストーリーがシナリオである。脚本とも言えるだろう。
シナリオには事件や謎、登場人物(NPC)、エンディングなどが含まれる。GMやKPは、シナリオに沿って物語を進行する。

※ルールブックのないシステム、システムのないシナリオも存在する

私はCoC(クトゥルフ神話TRPG)6版というシステムのシナリオを書いている。このシステムはその名の通り、クトゥルフ神話をベースに作られている。シナリオにはクトゥルフ神話に由来する怪物(神話生物)や呪文、奇妙なアイテム、冒涜的な神が出現し、PL(探索者とも言う)の正気を脅かす。

この世界観をベースに、自分なりの物語を書いている。
SFが好きだが、日常的なホラーなども書く。あと「終わった世界」を書くのが好きだ。世界とかなんぼ終わらせてもええですからね。
神話生物はかなりの種類がいるので、毎回誰を登場させるか迷う。一応自分の中で、「一度登場させた神話生物は(一柱を除いて)出さない」というルールを決めている。いずれ足りなくなったときには撤回するが、書き始めて二年が経過した今のところ、まだ行けそうである。
なお除いた一柱は、私のお気に入りの女神である。何度でも出したい。

↑管理社会じみた島でふたりが出会い、旅立とうとする話。

↑管理社会じみた町で、奇妙な事件に巻き込まれた人々が、真実と対面する話。

↑ハッカーとアウトローが企業に侵入してデータを奪ったりドタバタする話。

↑ボロアパートで事件に巻き込まれる話。

さて、7月にジュデッカ平板機構をリリースしてから、しばらく間が空いてしまっている。書きたいシナリオはあるのだが、一番根幹の、物語の芯になる部分がどうにもぶれている。タイトルも神話生物も決まっているが、ここがはっきりしないとプロットも立てられない。ずっと首を捻っている。

というわけで、このnoteを書き終わったら、一旦ブレストをしようと思う。私は果たして何を書きたいのか、何を求めているのか、何を体験してもらいたいのか。芯を見付けて、見付かったら、そろそろ書き始めようと思う。

コーヒーを一杯いただけると喜びます。