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ドイツで過ごす2度目の大学生活 | 自己紹介

こんにちは。
2024年10月からドイツで大学生(データサイエンス専攻)をしているyoto(よと)と申します。

日本の大学を卒業しており、主に経営学を勉強していました。
その後、日本で就職をして4年間社会人経験があります。


なぜドイツで2度目の大学生活を始めることになったのか。
この記事では、その経緯についてお話ししたいと思います。

それは元々日本で大学生をしていた時から、「①海外で生活がしたい」そして「②大学院に進学してみたい」という思いがあったことがきっかけです。


①海外で生活がしたい


これはわざと曖昧でふんわりとした言い方に変えていますが、元々は「海外転勤が出来る企業に就職をして、日本以外でも仕事が出来る人間になりたい!」という目標のはずでした。

「海外転勤が出来る企業に就職をして」までは上手く行ったのですが…
英語を使わない職場への配属となった後に、人事評価や社内政治などによる海外転勤のハードルの高さを入社後に知ってしまいます(笑)

結果として、日本で社会人生活を経験できたことは自分にとって良かったのですが、当初の目標から考えるとかけ離れた方向に自分のキャリアが進んでいることを感じていました。
そこから、「日本以外でも仕事がしたい」のであれば、海外転勤以外にも方法はあるのではないか?と考え始めるようになります。

巷でよく言われる「とりあえず就職したら3年は働いてみろ」の3年を過ぎたあたりで、今の仕事から離れて、全然違うことに挑戦したいなと考え始めました。


②大学院に進学してみたい

それが次の希望である、大学院進学です。こちらもまた漠然とした希望なのですが、1度目の大学生当時に考えていたことは「もっと勉強してみたい!」ということでした。

日本での大学生活は本当に楽しかったです。
それまでの必要に迫られた高校時代の勉強とは異なり、自分の好きな学問を勉強できる環境というのがとても心地よかったことをよく覚えています。
専攻としては経営学でしたが、文学や法律などの卒業に関係のない授業も、気の赴くままに沢山受講していました。

大学で勉強していて次のステップとして思い浮かぶこととしたら「大学院進学」ですが、
私が経営学を勉強する中でよく考えていたのは「実際に社会に出てみないことには理解できない内容だな」ということでした。

経営学という学問の性質上、ビジネスや企業の構造を学術的な視点から見ていきます。
でも、その内容が実際に企業組織という実践の場でどのように運用されているのかを知るためには、企業に就職することが1番の近道だな…と。

自分にとって大学院まで行って深める学問ではないかもしれない、学費もかかるし、と、当時は大学院進学を真剣に考えてはいませんでした。


海外の大学院を探す


そんなこんなで、仕事を離れる頃合いだなと考えていた頃に思い出した大学生時代の「もっと勉強してみたい!」という気持ち。
そうだ、大学院行ってみたいな〜とか思ってたじゃん!と海外の大学院を中心に調べ始めました。


自分の経験していた仕事内容を踏まえて勉強したいと考えていたのは、ビジネスアナリティクスの領域でした。

仕事柄Tableauといったデータの分析ツールを使用する機会があり、
新米社会人でもデータの分析を行って可視化すれば、経営層に情報が届くのか!と実感した経験からもっと知識を深めたいなと考えていた分野でした。

ですが、問題なのはデータアナリティクスを専攻とする大学院の場合、学部時代の主専攻(Major)がなんであれ、学部時代に数学・経済・統計・プログラミング・情報システム系の単位を取得していることが求められます。
勿論、必要分野やその単位数は大学によって異なりますが、それぞれ最低でも15単位以上はないとどこも厳しいかと思います。

いくら好き勝手に大学時代に授業を取ってきたとはいえ、流石に数学や情報システム系の授業は取ってきておらず、ダメもとで出願しても条件を満たしていないと門前払いされるばかり…

流石にどこにも受からないのはまずいと、ビジネスアナリティクス以外の専攻にも出願しました。
経済やマネジメント、ファイナンスなど…
その中で、合格をいただいた学校もありました。


なんで学部じゃダメなの?

大学院を中心に受験を進めていましたが、なかなかここに行きたい!と決断できる学校やプログラムに巡り会えずにいました。

やっぱりデータアナリティクスを勉強したい…でも単位が足りない…と学校を検索してはため息をつく日々。
仕事が忙しい時期も重なり、かなりストレスを感じる日が続いていました。
ある日、専攻分野から学校を調べるWEBサイトを見ていて、ふと思いました。

学部なら出願条件満たせるんじゃない?」(気付くのが遅すぎる)

どうしても元々考えていた「大学院に行ってみたい」という思いに引っ張られてしまい(ここは反省点です)、大学院ばかりに出願していましたが
出願条件を満たせないほど自分のバックグラウンドと離れる分野に進みたいなら、学部で探せばいいんじゃないか、と。

こうして、出願先が増えたことで、ビジネスアナリティクスを学ぶことができる学校に合格し、ようやく進学先を決めることが出来ました。

結果として、専攻はデータサイエンスとなり、ビジネスよりもさらに多角的な視点からデータ分析を学ぶこととなりました。
一応プログラムの内容として、自分の専門分野を決めることが出来、その中に「ビジネスアナリティクス」があったことが進学の決め手となりました。


なぜドイツ?

最後に、ここまで全く話していなかったドイツを選んだ経緯ですが、
まず進学先の条件として絶対に譲れなかったのは、「英語で勉強ができること」でした。

そこから、「データアナリティクス」系のプログラムを探したところ、アメリカやイギリスに加えオランダやドイツなどのヨーロッパの学校が見つかりました。
その中でも、特にドイツは出願できる学校の候補が多かったのが魅力的でした。(やはりテクノロジー系の専攻はドイツが多いですね)

私は、アメリカとイギリスには滞在経験があったので、せっかくなら知らない国に行きたい!という気持ちが強かったです。

また、これはドイツの学校へ進学される方は皆さん言われることかと思いますが、学費が安い
いくら数年社会人生活をしていたとはいえ、アメリカやイギリスの学校の学費を払う程の資産はありません…
また、オランダにも魅力的な学校はあったのですが、学費のことを考えるとドイツに目が向いてしまったというのが本音です…

ここまでつらつらと進学までの経緯を書き綴りましたが、自分の希望というのは案外挑戦してみると回り道をしながらでも形になるのだなと思いました。
進学がゴールではないので、ここからが大変なところですが、辛くなったらこの経緯を思い出してしがみつこうと思います(笑)


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