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家賃が払えなくなった日の話


自粛疲れなんて言葉が飛び交うようになった。
みんないい加減家にいて疲れたのだ。
僕はお財布に300円しか入っていないのでコロナが終わったとて家から出られない。


外に出てなにするんだ。
300円で、21歳の男がなにをどう楽しめばいいんだ。


僕はいつもお金がない。
お金があるとすぐに何かに使ってしまうからだ。

変なことに浪費するよりは未来に投資したくて、外食代に溶ける前に何か自分のためになる体験や学習、機械を買ってしまう。
それは群馬にいる今だけではなくて、東京にいる時もそうだった。



僕は埼玉県草加市の大学に通っていたのだが、2年の後半から大学に行かなくなった。
そして草加市の家を出て(家賃が払えなくなった)南浦和駅近くにあるボロアパートに住んでいた。


南浦和に越したのは、草加市というか埼玉の東側はあまりにも東京への交通の便が悪かったからだ。
南浦和に越してから、鬱になり実家に帰るまでの半年間を東京編としよう。

埼玉に住んでいながら東京編とは随分詐欺な名前だ。
東京ディズニーランドみたいだ。千葉県東京ドイツ村みたいだ。


僕は新宿までの定期を買い(新宿でバイトをしていた)、学生団体の活動に勤しんだりインターンをしたりバイトをしたりした。

とにかく、目の前の状況から目を背け、なんとか充実感じみたものを自分に与えていないと立っていられなかった。
今だからわかるが大いに焦っていた。


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極悪
どうも。 サッと読んでクスッと笑えるようなブログを目指して書いています。