情熱的な先生と怖がりな僕
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僕は中学時代、陸上部に所属していた。その頃の顧問の先生は、とても熱心だったが、僕はそれについていけず、怖い人だなと思っていたくらいだった。
2年になった頃、僕は怪我をし、筋トレのメニューを毎日提出するよう言われていた。
僕はそれをすっかり忘れ、謝りに行ったが、先生に口を聞いて貰えなくなった。学校のさくらの木が赤い葉をつけていた頃だった。
僕は謝れなかった。先生の前に立つと呼吸が不自然になるくらい僕はその先生が苦手だった。
その後ストレスに苛まれ、自分は微熱が出るようにな