11月17日(1999)ハートに火をつけて
1999年11月17日ジェフ市原戦。
シーズン残り4試合。レッズはJ1残留争いの真っ只中にいた。サッカー王国浦和のクラブをJ2に落としてはならないと、心が燃え駒場スタジアムへ向かった。
住宅街を抜け、夜空の向こうに灯る光。
メインスタンドから見た試合前の赤き炎。
異様な空気の中、主審が中西永輔の2度目のイエローに退場と気づかず、思わず叫んだこと。
胸が締めつけられるような展開の中、福田正博がゴールを決めた時の喜び。
オーロラビジョンに映し出されたギド・ブッフバルトからのメッセージ。
ファンとサポーターの境界線を意識することはあまりないけれど、この日初めて聖地駒場を訪れた自分の中で、何かが変わった夜だった。
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