3月9日(2013) 慎三がサポーターの心を掴んだ日
「3月9日」になると、2004年3月9日にリリースされたレミオロメンの名曲を聴きたくなる。当時15歳の堀北真希が出演しているMVも好きだ。
2013年3月9日。青い空は凛と澄んで麗らかな春の土曜日。アウェイ広島戦で勝利したレッズは、ホームで名古屋と対戦。闘莉王は怪我で欠場。
5万人の「We are REDS!」選手入場と共ににスタジアム全体に浮かびあがる華やかなビジュアル。ゴール裏にJ1制覇した時のデカユニ。息子も誇らしげに赤いシートを掲げていた。
レッズは巧みなパスワークで何度かチャンスを作るが、シュートを決めきれない。0-0の54分、鈴木啓太の縦パスを受けた興梠慎三が絶妙なスルーパス。走り込んで来た宇賀神友弥が得意の角度から右足で先制ゴール。この時のパスを、初得点よりよく覚えていると啓太のYou Tubeで慎三が語っていた。この年宿敵鹿島から移籍してきた男が、レッズサポーターの心を掴んだ瞬間だった。
加藤順大のファインセーブもあり、1点を守りきって1998年以来15年ぶりとなるJ1での開幕2連勝。ミシャ体制2年目のレッズは最高のスタートを切った。
3月の風に想いをのせて レッズの躍進は春へと続きます。