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3月7日(2015)魂の叫びから3日後
あの日のわたしたち 〜浦和レッズ30年〜
2015年3月7日。
この年はJリーグ開幕を平塚で迎えた。相手はレッズから坪井慶介と山田直輝(期限付き)が移籍した湘南ベルマーレ。
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3日前埼スタで行われたACLでの敗戦後、キャプテンがサポーターに「一緒に闘ってくれ」と呼びかけた。
そのことがあり、この日は試合前から張り詰めた空気が漂っていた。アウェイゴール寄りのバックスタンドから見る選手たちの様子もいつも以上に緊張感があった。特にキャプテン阿部勇樹の表情はウォーミングアップから、鬼気迫るものを感じた。
どんよりした雲に覆われた空は、チームの苦境を象徴しているかのようだった。試合はこの日第二子が誕生した遠藤航のPKで湘南が先制。風下に立ったレッズは冷たい向かい風に思うようなサッカーができない。しかし前半のうちにFKから興梠慎三のヘディングゴールでなんとか追いつく。
雨が降り続く後半、宇賀神友弥が得意の角度から右足でファインゴールを決め、どうだ!と煽る。更に2分後、那須大亮のヘッドも決まり3-1で、苦しみながらもこの年初勝利を飾った。
試合後挨拶に来た選手たちの笑顔の中で、次必ず勝つというサポーターとの約束を果たしたキャプテンは何かホッとしたような表情に見えた。
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4ヶ月ぶりに味わう勝利の余韻と、帰り道平塚駅の近くで息子と食べたラーメンに気持ちも温まった。
この試合以降レッズは勝ち続け、1stステージ優勝を果たし、リーグ19戦無敗の記録を作った。
今年もリーグ開幕から5試合目の昨日湘南戦で初勝利を挙げた。ひとつ勝つって大変なことだ。さあここから!