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M1 2020 お笑い大好きおじさんによるただの所感

さて今年も終わってしまいました、M1グランプリ。

興奮冷めやらぬうちに思ったことを淡々と書き残そうと思います…!!

ほぼほぼ頭の中まとめないまま感じたことだけ書いてる、ただのお笑い大好きおじさんの独り言なので、アツく語れる仲間がいらっしゃったらぜひ語らいましょう。

まず今回の大会は色々と「異様」だったのでは、と。

その最たる要素となったのが、どアタマの敗者復活のトップバッター。

振り返れば、そもそも敗者復活という仕組みが担っている役割があったと思います。

後半に向けた間延び感を無くし、番組の盛り上がりを作るためにあった敗者復活。

番狂わせが大きなドラマを生んできたけれど、「それは不公平では?」となり、全組くじで決めようと巡り巡ってるのがえみくじ。

その敗者復活の醍醐味は今回失われていたのかなと…。
仕方ない、えみくじというシステム上、これは起こり得ること。
元々準決勝はワイルドカードがトップを務めるからこのくらいがいいのかもしれないというのもありますよね。

だけど、7.8.9.10番手の後半組が全組、暫定BOXにすら残れなかったのはこれもおそらく大会史上初なのではないかと思うんです。(たぶん)
めちゃ異様…

本来ガンガン上がっていく大会のボルテージがちょっとフェードアウトしていった。

誰が悪い訳でも無く、結果的にそういう会になったのが異様だったと感じました。

そして結果的には1番香盤的にカタイところとされる、4.5.6番手が決勝の3組になっています。

そういう意味で、本当に誰が優勝してもおかしくない大会だったと思う。

GYAOのM1予想がこんなにも的外れなのは毎度のことっちゃそうなのだけど、僕もニューヨーク・見取り図・錦鯉で予想してたから全く外しまくってるから人のこと言えないし、本当予想が出来なかったなぁ。

例年以上に読めない、めっちゃハラハラドキドキする大会でした。

最終決戦の票が3組に割れるのは実は2016年銀シャリ優勝、審査員が5人だった時の会以来みたいでして、

その時以上に、今回は分かりやすいくらいに三者三様の漫才の種類(しゃべくり・動き(ぶっ飛び?)・歌)が最終決戦に残りました。

これをどう同じ土俵で評価すんのかという気持ちにもなります…審査員辛すぎ…

しかし今年のラインナップの中で、誰が優勝するのがあまりに分からなかったのは何故だろうと思いまして…

一昨年・去年の漫才は、エポックメイキングな新しく完成された明確な型を持ってたなぁ、と。

霜降り明星、ミルクボーイのどちらも、コンビそれぞれの個が出た上での強い型を持っていて、

今年のM1は一昨年、去年と状況が違うなぁというのは準決勝、3000円払って見たあたりからちょっと感じつつありました。

今回の決勝ラインナップは漫才の型に対する提案は無かったかなぁ、と。だから悪いという訳では全然ないんですけど、

「っぽい」漫才、「らしい」漫才であることは間違いないんだけど、それと「型」は別と僕は思ってて。

見取り図っぽい漫才、マヂカルラブリーらしい漫才、だったのは間違いないですが、

強いて言えば、東京ホテイソンがそれに当たると思っていますけど、準決勝常連になりすぎていて、過去の自分たちの型を超えることが求められていたのが辛かったなぁ…
でもちょっと総じて東京に厳しくなかったです?巨人はん…

しかし今回全員がハッとさせられ、とても爽快な気持ちになったのが、おいでやすこがの漫才だったんじゃないかと思っていて、

さっきいった様なオリジナルな型やテクニックを追求し爆発した、ここ何年かの「M1」の流れをひっくり返したのが「R1」の常連だったことがまた異様で…おもろすぎィ…

ただボケに対して「強く突っ込む」(静と動のコントラストなどそこにめちゃくちゃテクニックが詰め込まれてることは間違い無いけど)ことがここまでも気持ちいいのか…と!!

誰でも出来ることじゃないけど、誰でもやる権利はあるというか。

誰だってそういう基礎的な方法を見てきたけど、ちょっと変えようとかする中で見失ってたような。
ただ、レベルが違うキレ。動き。本当一撃必殺。
原点に帰るあり様が爽快だった。

ダラダラすません。
少し話変わって。

おそらく今回、マヂカルラブリーだけが準決勝ネタを決勝でやっていなかったと思うんです。(ホテイソンはくだりを増やしてた)

それが最後三票入ったのに繋がってる気がしていて、

マヂカルラブリーの様な、ぶっ飛び系(として括っていいのかわからんけど)だとどうしても、「最初に大きく外さないか」「2本目の方が弱く見えないか」が「優勝するため」には大切なのではと思っていて、

今回のマヂラブは、
一本目の一発目のボケを完璧にはめ込み
かつ二本目に、準決勝で出した最も自信のあるネタを出すことで一本目より強くぶっ飛んだ。

基本的に3年前の上沼事件とほぼ変わらない漫才をしてたように思わなくもないけど、

えみくじ含め全ての流れがマヂラブにいい方向に働いてたなぁ…すごい…

しかし二本目は生でみたらまた最高に面白いんだろうなぁ。ずっと寝てたもんなぁ。

…とちょっと明日月曜仕事なんで締めないと…

いやぁ今年もM1最高でした…!!

インディアンス、最高のトップバッターでした!

東京ホテイソン、型を進化させて来年また見たい!

ニューヨーク、出順もう少し後ろだったら!チクショウ!

見取り図、ボケの一つ一つが頭抜けてクオリティ高いし、見せ方も豊富!長髪!

おいでやすこが、もはや超気持ちよかった!

マヂカルラブリー、毒ヅメも好き!優勝!

オズワルド、「やかましい系が多かったから、オズワルドは静かでいて欲しかった」とか言われても知らねぇよなぁ!!チクショウ!

アキナ、すません、準決時点からなんでいるのか分かりませんでした!!!

錦鯉、巨人と松ちゃん辛すぎ…チクショウ!

ウエストランド、言いたいこと言えて良かった!


…誰が何言ってんねん!

しねオレ!!!!!!!


本当、皆さんかっこ良すぎました…!!

今年もありがとうございました!!

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