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大分、熊本、宮崎の旅
1日目(大分空港〜国東半島〜由布院)
ソラシドエアで大分空港へ。お昼前に着き、「くにさきレンタカー」で出発。
まず、国東半島の中心に位置する「両子寺」へ。西暦718年からの歴史を有す、古い古いお寺。思った以上に敷地が広く、奥の院は急な階段を登った先の岩山に造られていました。よくこんな場所に寺を建てたな、という場所。そして仁王像も立派でした。
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高速道路を利用して由布院へ。学生時代に自転車旅で訪れた以来、15年ぶりの訪問。
駅舎が新しくなっていて、ちょうど観光列車「特急ゆふいんの森」が入線してきました。駅の横にある「由布市ツーリストインフォメーションセンター」は、世界的建築家・坂茂さんの設計。これがまた素晴らしかった。木材の曲線美がたまりません。2階は図書室になっていて、大きな窓からは由布岳を一望できました。
観光客で賑わうメインストリートを歩き、2つの人気店に立ち寄りました。
まずは「抹茶ジェラート専門店 telato」。抹茶の濃度が1倍から5倍まで選べて、一番人気という「3倍」をセレクト。このジェラートが濃厚でメチャクチャおいしかった。以前浅草で似たようなお店に行ったことがあるけど、今日のお店の方が遥かに良かったな。600円は高いかなと思ったけど、食べる価値はあった。
もう一軒は、行列ができていて気になった「由布院ミルヒ」。ここでは名物の「ケーゼクーヘン」を味わいました。トロトロのチーズケーキみたいなスイーツで、こちらもおいしかった。
2km弱歩き、由布院のシンボルでもある金鱗湖を見て、また同じ道を戻ってきました。
今夜の宿は、普通に泊まれる宿泊施設ではなく、紹介制の特別なお宿「OnKise村 黙の章」。築100年の古民家をリノベーションした空間で、広いうえに一つひとつの家具や調度品のこだわりがすごくて、素晴らしい場所でした。畳敷き(!)のお風呂には温泉が引かれていて、気持ちが良かった。
夜は「舌つづみ僖楽」でお寿司をいただきました。人気店はどこも予約でいっぱい。でもこのお店も良かったです。味噌汁に柚子胡椒を入れるのも由布院らしかった。
2日目(由布院〜長湯温泉〜阿蘇山〜高千穂)
朝は8時過ぎに出て、由布院駅前の「おむすびCafé TABIMUSUBI」で、「クリームチーズ明太」と「柚子味噌しいたけ」のおにぎりをテイクアウト。
「日本の道100選」のやまなみハイウェイを通り、阿蘇方面へ。九重連山が綺麗でした。
途中、「タデ原湿原」に立ち寄り、20分ほどススキと山が美しい木道をハイキング。
さらに車を進めると、標高1330メートルの牧ノ戸峠があり、その周辺の路肩にはたくさんの車が止まっていました。ここから登山道がある沓掛山でちょうど紅葉が見頃らしく、登山客が殺到している模様。写真で見たらとても綺麗なところで、いつかまた登ってみたい場所になりました。
その後、長湯温泉名物の「ラムネ温泉館」で入浴。今回の旅で楽しみにしていた場所で、ここで体験できるのが世界屈指の天然炭酸泉。市販の炭酸入浴剤の15倍の濃度とのこと。32℃という低い温度なのも独特です。全身が銀色の小さな泡に包み込まれ、確かに初めての温泉体験でした。スーパー銭湯にあるような人工的な泡風呂とは全然違います。シュワシュワとした身体に小さな気泡が吸い付き、指で身体に文字を書けるほど。おもしろいし、泉質の本物感がすごい。なんだか本当に効能がありそうでした。建物もユニークだし、ロゴデザインもかわいい。記念にロゴ入りのタオルも買いました。ラムネ温泉館、メチャクチャ良かった。温泉好きな方には、ここはイチ押しスポットです。
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近くの川にある公衆浴場「ガニ湯」を覗き、道の駅で酒まんじゅうを買いました。
熊本出身のスタバのパートナーさんがお勧めしてくれた「ガンジー牧場」でソフトクリームを食べました。濃厚でおいしいし、食べ応えもあって最高です。
大観峰では阿蘇山(阿蘇五岳)と世界最大級のカルデラを一望。自然の規模が圧倒的です。少し曇ってはいたけど、素晴らしい眺めでした。
そして阿蘇山に車で登り、草千里へ。ここも日本離れした風景。馬がいました。おしゃれな「草千里珈琲焙煎所」でカフェラテを飲み、日が暮れる前に出発。
高千穂まで1時間強走り、「ホテルグレイトフル高千穂」に到着。夕食は「居酒屋けんちゃん」で、茄子と豆腐の揚げ出し、さんま、お茶漬けなどを食べました。安くておいしいお店でした。
最後に高千穂神社へ行き、20時から1時間、国指定重要無形民俗文化財に登録される夜神楽を鑑賞。単調な舞が続くのでちょっと長く感じたけど、この土地ならではの伝統文化だから見られて良かったです。
3日目(高千穂〜別府〜大分空港)
旅の最終日。ホテルで朝食を取り、8時半に出発。まずは日本を代表する景勝地である高千穂峡へ。遊歩道から眺める迫力ある断崖とエメラルドグリーンの水面は絶景です。
そして高千穂神社にも参拝したあと、「高千穂あまてらす鉄道」に乗車。つい先日テレビで観て、体験してみたかったものです。これは2005年の台風被害で廃線となった旧高千穂鉄道の線路をスーパーカート(トロッコ列車)で走り、雄大な景色を楽しめる30分間の旅。トンネルの中ではライトアップの仕掛けもありました。
かつて東洋一の高さ(105メートル)と謳われた高千穂橋梁の上で列車は停止し、運転士さんが説明をしながら、絶景の中にシャボン玉を振り撒いてくれます。これがなんとも壮大な光景でした。風も爽快で気持ち良かったです。
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高千穂からすぐの「天岩戸神社」は、古事記や日本書紀にも登場する、天照大御神の伝説が残る歴史ある神社。西本宮を参拝し、川沿いにある「天安河原」へ。大きな洞窟に鳥居があり、神秘的な場所でした。
ここから大分県の竹田方面へ続く県道7号は、車通りのほとんどない山越えの道でびっくり。夜はかなり怖そう。
途中、「道の駅 原尻の滝」に立ち寄り、ランチと観光。
「そうめん流し 流舞」では、流しそうめんを楽しめたほか、毎年皇室に献上しているという鮎の塩焼きがおいしかった。
そしてお店のすぐ横にある「原尻の滝」は、日本の滝百選に選ばれる、ナイアガラの滝を小さくしたような場所。それでも迫力はありました。水の音に癒されます。
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最後は大分市経由で別府へ。1879年に創設された歴史ある「竹瓦温泉」に浸かり、「別府甘味茶屋」でだんご汁、やせうま(きなこをまぶした手延べ団子)、独特の食感の抹茶アイスをいただきました。
そして高速を飛ばし、時間ギリギリでレンタカーを返却。無事帰路につきました。3日間で500kmを運転。今回も思い出に残る旅になりました。
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![中村洋太](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79805533/profile_934fca5c2de6ad2379b4c41eb65d49d8.png?width=600&crop=1:1,smart)