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実務者とステークホルダーをつなぐために技術の勉強をし続ける

GWの10日間がもう終わる。
気がつけばあっという間だった。

だけど今回のGWは色んな人と会ったり、趣味の時間を取れたり、ゆっくり本を読めたりと過去イチ有意義だったかもしれない。
そして最後の数日はnoteの更新も止めて自分の時間に使っていた。

この数日間は計算化学やデータサイエンスに関する勉強をしていた。
あと情報セキュリティマネジメントの資格勉強もしていた。

なぜこんなに勉強していたか。
そもそも自分はデータサイエンスの実務者ではない。
だけど実務者と他の部署の人や幹部をつなぐためには技術の勉強が必要なのだ。

実務者のやりたいことを「翻訳」する人が必要だ

私の仕事はメーカーのDX推進担当。
会社は非常に大きく、まぁ典型的な日本の大企業という側面が強い。

そういったところでデータサイエンスの活用やDX推進を行うには関連部署との連携が不可欠だ。
分かりやすい例だと適用先の現場の人たちやリソースを握っている経理、企画部門の人たちなど。
そもそも自部署の責任者の人の説得も必要だ。

だけどデータサイエンスの実務を行う人達は若手ばかり。
他部署へのお願い、説明に慣れているとは正直言えない。

そのため、自分たちがやりたいことを他部署の人たちに「翻訳」して伝える人が欠かせない。
そして何故か中途で入社した私がその役を引き受けている。
というのも「中堅社員」が他には居ないから。

ついでに「翻訳」するだけじゃなく、関連部署の人たちとの人間関係構築もすることになった。
陰キャで内向的なHSPなのに。

だけど「翻訳」する人が居ないと協力体制の構築やリソースの確保がままならない。
そして他部署への説明も実務者に任せていたら本来の仕事が進まない。

だから結局「ウチでやってるDX推進の取り組み、だいたい分かるやろ」みたいなノリで私が「翻訳家」になった。

技術を学ぶからこそ適切に「翻訳」できる

"DX"といっても取組みの内容は幅広い。
ネットワークなどのインフラ、情報セキュリティ、データベース、データ分析、これらを統合した戦略など。

そして私の元々の専門は化学だ。
情報系に関する知識はあまりない。

だから勉強しないと知ったかぶりで他部署にトンチンカンな説明をして「こいつ何言ってんねん」と周りから思われるのがオチだ。
そのため長期連休ではいつも業務に関連することを勉強している。

私のようなマネジメント側の立場になると、勉強したところで実務者に技術面で勝てることはない。
元々「技術を深めたい」と思っている私にとって、それは何とも言えないところである。

とは言いつつ、現状のメンバーを見ると自分がマネジメント的な立場で色々動くのが組織的にはベスト。
だから「仕方がないなぁ」と思いながらやっている。

一方で、幅広い領域を勉強できる(勉強せざるを得ない)のが面白いのもまた事実。
なので多分文句を言いながらこれからも技術を学び、翻訳する仕事を続けるのであろう。

次の長期連休はお盆。
その頃は秋の応用情報技術者試験に向けた勉強をしているかな。

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