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フランスのクラシックスタイルについて
こんにちは、トーキョースタイリストサービスの吉﨑です!
クラシックスタイルといえばやはりイギリス、そしてイタリアが中心に話題となりますが、フランスってあまり話しに出てこないですよね?
男性ファッションはとくにイタリアが存在感の大きい国として挙げられますが、女性ファッションはパリコレなどが開催されるフレンチファッションがトップでしょう。
確かにフレンチファッションはレディースが多く、メンズの存在感は薄いですが、フレンチスタイルのスーツは他のスタイルと異なるので案外スーツで使用すると面白いのではないでしょうか。
フランスの国柄
フレンチスタイルを覚える上でフランスという国柄を知ることは大切な事です。
フランス人は男女問わず会話を好みますが、他人にあまり干渉せず、一定の距離感を大切にする傾向に
あります。
プライドが高いのもフランスの特徴です。
芸術の国と言われ、文化遺産や美術館があふれているフランスは芸術への意識が高いです。
世界的なブランドも数多くあり、特にレディースファッションはフランスが至高とされます。
気候があまり東京と大差がなく、四季も存在します。
そのためフレンチスタイルのスーツは日本人でも作りやすいのです。
イギリスとイタリアの融合
フレンチスタイルのメンズスーツは他の国に比べて存在感が薄いのは、どうしても女性的なイメージが強すぎるからなのですが、美意識や技術は高いのでメンズスーツの質も他国に比べても引けを取りません。
フレンチスタイルのスーツはブリティッシュとイタリアンの中間のイメージです。
ブリティッシュよりも芸術的要素が強く、イタリアンよりも色や着こなしは落ち着いているのがフレンチスタイルなのです。
レディースファッションを重視するフレンチファッションの影響はメンズスーツにも表れ、どことなく柔らかく艶やかであり中性的な部分があります。
パリといえば、シャネル、カルティエ、セリーヌ、クロエ、エルメス、バレンシアガ、ランバンなど様々な有名ブランドがこぞって生まれた国でもあります。
フランスで有名なブランドの素材もどことなくレディース色が強く、デザインの幅も豊かです。
色彩感覚も豊かで色鮮やかな合わせ方をする場合も多く、独特な仕上がりになります。
フレンチクラシックの特徴
フランスのスーツの特徴やディティールは、基本的に肩の部分はドロップショルダーです。
ドロップショルダーとは普通の袖つけ線より肩のラインを腕側に落としたもので、曲線的なシルエットを作り上げます。
そのため、フランス独特の優雅さと中性的な部分が表現されます。
ジャケットの襟は、フランスのジャケットと言えばのフィッシュマウスラペルと呼ばれる形。上襟が小さ目で丸みがあり、下襟が水平に切られていて、形状が魚の口に似ているのでこのように呼ばれている形です。
そして、着丈はブリティッシュスタイルのように着丈は長めがポイントになります。
イギリスやイタリア、またはアメリカンスタイルが注目されている中で、あえておれはフレンチでいくぜってのも粋な心得かなと思いますので、是非フレンチスタイルを取り入れて見てはいかがでしょうか♪
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