職業イラストレーター10年目、パースを初めて勉強します【学び直し1日目】
こんにちは、あめもとです。
パース・背景画の勉強を始めて1日目。
なぜこのシリーズを始めるのか、その整理を待っているとなかなかはじめられなさそうなので、ざーっくりな記録記事からスタートします。
ここに至るまでの詳細な物語はいずれまとめていきますので、まずは進んでみましょう。
イラスト・映像制作を続けて丸10年で一区切り。
本気の内省により、本来やりたかったのは"史上最高のシーンを描くこと"だったことに気づき、絵の勉強を初心に戻ってはじめることを決意。
この記事は、職業イラストレーターのあめもとが「"浸れる絵"の描き方」を0から学び、実践する過程と思考をありのままに記録するドキュメンタリーです。
何のために学ぶか?
いちおうこれまで、絵を描いたり映像を作ることで生活してきましたが、かなりやることを絞り必要な知識・技術だけを積み上げてきたので、パースや背景の描き方は今まで本気で学んだことはありませんでした。
ちなみ今まで描いてきたのは抽象化するか、写真や資料を組み合わせて見ながら描くのが基本でした。さらに言えばカットイラストが多かったのであまりパースを意識しなくてもなんとかなっていました。
でも、とあるきっかけで自分のためにどんな絵を描きたいのか考えたときに、必要なことは勉強したいと強く思ったのです。
せっかく勉強するなら、うまくなりたい。
効果をあげるためには、目標設定をするのが一番です。
(これはダイエットで実感済み)
大きな目標は冒頭で書いたように"史上最高のシーンを描くこと"なのですが、もう少し噛み砕いてみます。
自由自在に空間を、世界を描けるようになりたい
いまの願望を表すならこれです。
"浸れる絵"を描けるようになりたいのです。
観た人が、その間だけ現実を忘れて癒やされたり勇気づけられたりする。
観終えたら「さてがんばろう」と気持ちを切り替えて現実に戻れる。
人間には、目の前の現実を忘れる時間が必要です。
(これについてはまた改めて書きたい)
そういう、没頭できる、のめり込めるシーン(場面、光景、風景)を描きたい。
「没入感」のためには、世界を描かなくてはなりません。
キャラクター1体、静物1点だけよりも
背景を、空間を描けば画面の外を脳が補完してくれるのです。
だから想像をかきたてる空間づくりを学びたい。
頭の中にある風景を出来る限り現実に再現したい。
あるいはそれを超えていけるようになりたい。
これが勉強するモチベーションです。
お客さんの求めるものを納品するイラストとは、全然目的が違うことをやろうとしています。
なにせ自分のためなんですから。
(結果的に同じような感覚の人が共感してくれたらいいのはもちろんです)
最初の教科書に選んだのはこちら
0から学び直すにあたって、指標となる教科書的な本を決めたいと思いました。
選んだのは中山繁信さんの「いちばんやさしいパースと背景画の描き方」という本です。
早速パースの4ページ分を消化。
これについては明日以降、復習のつもりでnoteに書いていきます。
一応、こうすると良いかな?という流れをメモ。
①音読しながらgoogle docsの音声入力でメモをとる
②本の作例を実際に紙に描いてみながら再読
③気づいたこと等を書き込む
④紙をスキャンして簡易的に部分画像を作る
⑤noteに復習記事としてまとめる
なかなか時間が取れない日もあります。それを前提に継続します。
本当にやりたいことの実現に向けて、コツコツと積み上げていきたいと強く思っています。
今日の気づき・まとめ
- 空間を描けるようになりたい
- 自由自在に空間を、世界を描けるようになりたい
- 観る人を没入させたいから
- 人生には現実を忘れる時間が必要だから
- 教科書を丁寧にのみこむことで進行する
- できない日があっても気にしない
- noteを復習と記録のために活用
なにより……
めちゃくちゃたのしい!!!!!!
子どもの頃に絵を描いていたときの感覚に近くって、自分のために絵を描くってこんなに楽しいことだったのか...と。
心から感動した初日でした。