そもそもパース(透視図)とは?3種類をおさらい【絵の学び直し2~4日目】
こんにちは、あめもとです。
パース・背景画の勉強を始めて2~4日目。
やることは基礎の基礎です。ある意味退屈な内容。
でも、基礎は超重要。
いろんな遠回りをした今ならそれがよく分かる。
一緒に進んでいきましょう。
イラスト・映像制作を続けて丸10年で一区切り。
本気の内省により、本来やりたかったのは"史上最高のシーンを描くこと"だったことに気づき、絵の勉強を初心に戻ってはじめることを決意。
この記事は、職業イラストレーターのあめもとが「"浸れる絵"の描き方」を0から学び、実践する過程と思考をありのままに記録するドキュメンタリーです。
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パース(透視図)とは?
まずは教科書から引用でみてみましょう。
パース(透視図 perspective drawingの略)とは遠近の距離感を目に見えるように表現したもので遠近法(透視図法)の一つです。(略)手前を大きく奥を小さく描くことで遠近感を出してを立体的に見せることができます。
自分なりにまとめます。
パースとは、ウソを信じ込ませるための技術です。
絵を描くという行為は、三次元のものを二次元で表現すること。
よく上手な絵を褒めるときに、「これはリアルだ」って言いますよね。
でも正確には「これはリアル(に近いウソ)だ」ってことなんですね。
現実にあるものを紙(画面)に再現するわけですから、ぼくたちはウソを描いているのです。そのウソに説得力を持たせるのがパースです。
ちなみに透視図法が理論化され発展したのは西洋のルネサンス期だといいます。500年以上前に考えられた、絵におけるチート技なのです。
一点透視図、二点透視図、三点透視図
さて、自分の整理のために基本的なことも書いていきます。
透視図には3種類あります。
それぞれ違う用途に説得力を持たせることができます。
◆一点透視図
画像ななめだけど...
一点透視図の前提は描くものを真正面から見ていること。
ただし、この状況は現実では極めてまれ、つまり一点透視図のように物が見えることはなかなかない。
正面を見せたいとき、どんな構造なのかをパッと見で見せるのに便利なので、建築業界ではよく使うようです。
◆二点透視図
二点透視図の前提は描くものを斜め横から見ていること。
一点透視図より自然に見せることができます。つまり現実での見え方に近くなるってことかな。
一番よく目にするパースかもしれません。
◆三点透視図
二点透視図の時は横方向に角度がついていたけど、それに加え見上げたり見下ろしたりと縦方向にも角度をつけて見ているのが三点透視図の前提。
大きな建物とかを見せるときにつかったり。
今回は3つの透視図のことを学びました。
これが基本となって、これから練習していくことになりますね。
今日の気づき・まとめ
- パースとは、絵に説得力を持たせるための技術である
- 一点透視図…どんな構造なのかをパッと見で見せるのに便利
- 二点透視図…現実に近い自然な見え方で描ける
- 三点透視図…縦方向にも角度をつけ大きな建物などを表現できる
これを学びなおしてから、見た写真や絵がどの透視図なのか気をつけるようになりました。あと映画やドラマでそれをやろうとすると、あんまり広い景色って出てこないことに気づきました。やっぱり人を描くから、人物のアップとかがほとんど。パースを学ぶことでそんな画角や撮影しているレンズに意識が向くとは思いませんでした。やっぱり勉強するとかけ算的に気づくことが増えるな~楽しいな~。
継続していきます!