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アイレベルを意識して絵を観ると上手くなる気がした【絵の学び直し10~12日目】

こんにちは、イラスト再入門中のあめもとです。

パース・背景画の勉強を始めて10~12日目。
これまで3つの透視図法について学んできました。今日からはアイレベルの話をより深めていきたいと思います。

イラスト・映像制作を続けて丸10年で一区切り。
とあるきっかけで本来やりたかったのは"史上最高のシーンを描くこと"だったことに気づき、絵の勉強を初心に戻ってはじめることを決意。
この記事は、職業イラストレーターのあめもとが「"浸れる絵"の描き方」を0から学び、実践する過程と思考をありのままに記録するドキュメンタリーです。

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視線とアイレベル

パースはそもそも、人の目に映った三次元の情報を見たとおりっぽく二次元に再現するためのもの。ぼくたちがちょっとでも動けば、見える景色は変わって見えますね。
同じように、絵を描くときもどの位置から見た絵を二次元にするかで構図が大きく変わってきます。

パースを取るために重要なのがアイレベル(=視線の高さ)です。
これを決めると、ものがどう見えるかが自然と決まってくるというわけです。

前回までの透視図が見えているものに注目したことだとしたら、今回のアイレベルは見ている側の話です。

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ここではなん~も特殊なこと言ってません。
ただ目線の高さってあるよね、っていう話をしてるだけ。

水平線はアイレベルの上に来る

じゃあ絵を見るときにアイレベルを一番意識しやすい例として水平線の話を。

結論、水平線はアイレベルの高さと一致します

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👆これだとアイレベルより高い位置に水平線があるから間違い。
実際にこんな景色見えたことがないと思います。

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👆こちらはOK!
水平線ってすっごーく遠くに平らにあるから、自分が立ってるところとおなじ高さにあると考えて良いってことですかね。

アイレベルをカメラの高さと言い換える

アイレベルって言うよりも、カメラの高さって言い換えたほうがわかりやすい気がします。

目の高さは大人が立った状態だと140~150cmくらい。

でもしゃがんでもいいし地面に顔をめりこませてもいいし、100m上空にジャンプしてもいいのです。

だからカメラを構えている状態を想像した方が自由にアイレベルを設定するイメージが掴めるかも。

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ぼくの場合はAdobeのAfterEffectsっていうCGソフトでカメラを設定するときのイメージがしっくりきたのでメモに書いてます

今日の気づき・まとめ

- パース・構図を決める上で重要なのがアイレベル
- アイレベルと水平線の高さは一致する
- アイレベルはカメラの高さ。自由に設定できる。

絵を観る/描く際に、頭の中でカメラ撮影しているイメージをしてみるとその構図がどういう視点からみたものなのかわかりやすくなりますね。

なんとなく観るよりも、あーこの絵はこっから撮った景色なんだな~とか、変わったとこから撮ってるな~とか思いながら観ると、自分で描くときの引き出しになるなと実感しています。

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