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「ある日の夕方、スタバにて」

この原稿を書いているのはある日の夕方でした。今やどこにでもあるスタバでiPadに向かって格闘中でした。

今年の夏も死をも覚悟するほどの酷暑でしたね。この強烈な天候のせいもあると思いますが、見渡すと三分の一ぐらいの人がとっても甘そうな冷たいコーヒーやいろいろな甘い原液と氷と一緒にミキサーでガーってやったフラッペチーノなる一番人気の商品を飲んでいます。

 このそそる飲み物には、植物性加工油脂のホイップクリームが仕上げに乗っけてあって、ズルズルとすすりながらおしゃべりとスマホに皆さん集中。
一緒にケーキを食べている人もいる。
この飲み物とケーキで二食分ぐらいのカロリーがあるのだろうかと想像してしまいます。

このコロナ禍の中、この後外食という人は少ないかもしれませんが、晩ご飯は何にしようかと考えている人はいるでしょう。
本当に余計な心配ですが、大丈夫ですか?と思ってしまいます。
健康オタクの私ですが、「そんなもの飲むな!食べるな!」と言っているのではありませんよ。
自分の一日の消費カロリーがどれくらいなのかを知っておくといいですよ、とアドバイスをしたいだけです。
 カロリーだけで健康管理ができるなんて考えが間違っていることは知っています。同じカロリーでも何から摂るかで全く違うのですが、この飲み物とケーキで摂るカロリーは最悪の組み合わせでしょうね。

すごく飲みたいのに我慢をすることはストレスにもなりますから、どうしても飲みたいのなら飲んでもいいと思います。
ただし、今までは週に4日も飲んでいたのなら、それを週2日ぐらいに減らしてみるだけでも価値があると思います。
生活習慣病などの重大な病気になる原因は日々の乱れた食生活を続けた期間が大きく関係しています。
つまり良い事も悪い事も日々の積み重ねの結果なのです。
 
多くの人たちは時間に合わせて食事をする習慣があります。
もちろん、規則正しい時間に食事をするということはとても大切で正しいことと思います。
 残念ながら、いまは三食摂っているけど、時間はバラバラなんて人も多いでしょう。
いまの日本は食べ物が豊富に溢れかえっていますし、何を食べようにも苦労もしないような環境です。
しかし、何も考えずに食べたいものだけを食べ続けていたら、いつか病気になる可能性があると言うことは知っておいて欲しいのです。

以前何かのテレビ番組で、芸能人が海外のある家庭に居候をして昼間は労働をしながらその家族との心のふれあいを感動的に描く番組がありました。
その番組で、ノルウェーだったかスウェーデンの家庭にお世話になった回がありました。
その家族の食事は基本的にとても質素なのですが、お腹が空いていなければその日の夕食は食べない、もしくは本当に簡単なものを少し食べるだけ。それでその日の夕食は終りという食事スタイルだったのです。
なるほど、と思わされた記憶があります。

あるとき私はこの北欧の食事スタイルを実践してみました。
基本的に朝と昼は普通に食べる、そして夜は食べない、もしくはほんの少しだけ何かを食べると決めました。
すると二か月ぐらいで体重は5キロほど落ちて、その後もちょっと増えたかなと思ったら同じ方法をくり返すだけですぐに元通りに戻り、常にベスト体重をキープできています。

先述の通り、食べたいのを無理に我慢する、または断食するなんて言うのは身体にも、精神衛生上も良くないです。
だからちょっとの量でも満足できるように自分の感覚を改善することが大切だと思います。


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この文章は既に上梓しています「小学5年生でもわかる‼️ 食と健康のはなし1」から抜粋したものを再編集・加筆したものです。
 
 まとめてお読みになりたい方はAmazon Kindleから無料ダウンロードもできます。
 検索ワード「若尾洋祐」です。

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