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Uターン決意後〜就農前編②〜

こんにちは。初めましての方はこちらからどうぞ⬆︎


Uターンを決意した後、次の病院探しで2週間に1回のペースで地元へ行ったりきたりの生活でした。
長男は生後2ヶ月になり、妻はワンオペの日もあったように思います。
正直、その時の記憶はあまりないです(^_^;)
きっと、毎日の業務に加え引継ぎもあったりと自分のことで精一杯な毎日を過ごしていたように思います。

そして無事に仕事先をみつけ、2014年春に以前の職場を退職すると同時に引越ししました。
新天地は以前の職場とは真逆で、土日祝日は休み、定時で帰れる環境でした。
そこでは、前の職場と違う視点でアプローチしている理学療法士が多く、今までと違う視点を持つことができ、人間の回復力の凄さも目の当たりにしました。
(後の農業や食物に対する考え方に影響することでもありました。それは後々のnoteにて書こうと思います)


時間ができたことで、出勤前の早朝や休日に祖父母が行なっている農業を手伝う日も増えました。
子供と一緒に畑に行ったり、繁忙期にはガチの農家に負けないほど朝早くから畑に出て、そのあと出勤したり色々楽しんでました。

写真:Uターン2年目

写真:息子と私と祖母

また、子供が産まれた事で、食への関心も高まって来て、普段食べてる野菜の味や作り方にもどんどん興味が湧いてきました!

子供の頃は祖父母と一緒に暮らしていたので、遊び場はもちろん畑でした。
農業を継ぐ事も強要されたことはなく、懐かしい遊び場に行くような感覚でしたから、もちろん農業へのマイナスなイメージはありません。
むしろブレずに道を切り開いてきた、頼りがいある祖父です。
職人肌で、細部まで手を抜かず大切にメロンを育てる祖母を尊敬しています。

ただ、いざUターンをし毎週手伝っていると、祖父母の体力的な衰えを目の当たりにしました。
誰かが、祖父母が元気なうちに農業を継がないと…そんな思いが募りました。
暗黙知が多い農業の世界で土地やガラスハウス、機械などを継いでも意味がない。
居ても立っても居いられず、Uターンから3年目で大好きだった理学療法士の職を辞める覚悟と、祖父母の知識や技術そして想いを受け継ぐ事を決心しました。

覚悟と決心はしたものの、そうすぐにスタートできたわけではありませんでした。
祖父母は私の両親が継いでくれるとどこかで思っていただろうし、家族である妻や、近くに住む父、母に説得するミッションを越える必要がありました...


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