企業研究『日本M&Aセンター(M&A仲介)』
決算書から企業の強みや市場の可能性を読み解き、自分なりの仮説をもって事業の動向をとらえられるようになるのを目指して、お気に入りの動画等から学んだ「決算書のポイント」を「おすすめのコンテンツ」と共にまとめたノートです。決算書の勘どころをつかめるようになりたいという方に役立つ内容です。今後の決算でも加筆する予定です。
1.企業の強み
日本M&Aセンターの業界における特長
◆他社との差別化
M&Aに必要な機能が社内にもってる(内製化)
他社は業務を社外にアウトソースしている
◆事業の成長性
事業承継M&Aは黒字の企業が多い
スタートアップのほとんどは赤字
◆ビジネスモデルの特徴
マッチングビジネスなので成約後に解約される
SaaSビジネスのような急成長はない
2.市場の可能性
M&A仲介の業界を取り巻く環境や市場の可能性
◆中小企業の経営者が高齢化
経営者年齢の山は69歳、親族外承継が2/3
◆黒字廃業の中小企業が増加
2025年までに約60万社が黒字のまま廃業する可能性あり
◆今後の注目ポイント
事業承継M&Aの市場規模は20兆円超
3.数字を読む着眼点
他の決算書でも使える数字のとらえ方
◆時価総額1兆円、売上高330億円(通期予想)
PSR30倍(株価売上高倍率:時価総額÷売上高)は高く感じる
◆売上高330億円、純利益105億円(通期予想)
利益率31.8%はすごく高い
◆時価総額1兆円、純利益105億円(通期予想)
PER100倍(時価総額÷純利益)なので時価総額1兆円はおかしくない
他のビジネスでも使える知識
◆M&Aの売却価格の算出方法
成長スピードが早い会社を買う場合は「売上の○倍」、利益がしっかり出ている会社を買う場合は「利益の○倍」となる(3年間で費用を回収したいので通常3倍、安くて1.5倍、高くて5倍のイメージ)
4.決算説明資料(IRレポート)
2021年3月期第2四半期
https://www.nihon-ma.co.jp/ir/pdf/201030_presentation2.pdf
5.おすすめコンテンツ
(1)決算解説
決算書のポイントを理解するならコレ、おすすめの動画「シバタナオキの決算実況」と文字起こし記事「決算が読めるようになるノート」です。
(2)事業内容
企業の事業内容を調べるならコレ、おすすめのサイト「strainer」です。
(3)財務3表
貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)を図で見るにはコレ、「ロイター」です。
https://jp.reuters.com/investing/quotes/balanceSheet?symbol=2127.T
(4)指標
指標の意味を確認するために活用したサイト
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