企業研究『マネーフォワード(クラウド・会計/ERP)』
決算書から企業の強みや市場の可能性を読み解き、自分なりの仮説をもって事業の動向をとらえられるようになるのを目指して、お気に入りの動画等から学んだ「決算書のポイント」を「おすすめのコンテンツ」と共にまとめたノートです。決算書の勘どころをつかめるようになりたいという方に役立つ内容です。今後の決算でも加筆する予定です。
1.企業の強み
マネーフォワードの業界における特長
◆他社との差別化
提供サービスの広範なラインナップ
M&Aで既存事業とシナジーのある会社を買収してアップセル
◆事業の成長性
好調な決算(累計で売上高は+61%、売上総利益は+79%)
第3四半期単体でも売上高+47%
◆ビジネスモデルの特徴
B2BのBusinessドメインが伸びている(前年同期比で売上高+61%)
新規の法人顧客数の増加が成長ドライバー
共通のテクノロジーの上に複数ドメイン向けに様々なサービスを構築
2.市場の可能性
マネーフォワードの業界を取巻く環境と市場の可能性
◆会計/ERPのリプレース
どの会社でも何らかの会計/ERPソフトを利用
クラウドで常に最新版が提供されるのは便利
既存ソフトの変更はオペレーションへの影響が大きい
◆今後の注目ポイント
会計ソフトだけではなくバックオフィスの業務フローに入り込む
個人事業主や中小企業だけでなくIPO準備会社や中堅企業にも拡大
3.数字を読む着眼点
他の決算書でも使える数字のとらえ方
◆売上高が前年同期比で+47%
上場後3年経ってもなお+50%なので成長率が高い
◆ARPA(1アカウントあたりの売上)が+10~20%ぐらい
売上=顧客数×顧客単価で、売上が+61%、顧客単価が+10~20%なので、顧客数がすごく伸びている
4.決算説明資料(IRレポート)
2020年11月期第3四半期
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3994/ir_material_for_fiscal_ym/87709/00.pdf
5.おすすめコンテンツ
(1)決算解説
決算書のポイントを理解するならコレ、おすすめの動画「シバタナオキの決算実況」と文字起こし記事「決算が読めるようになるノート」です。
(2)事業内容
企業の事業内容を調べるならコレ、おすすめのサイト「strainer」です。
(3)財務3表
貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)を図で見るにはコレ、「ロイター」です。
https://jp.reuters.com/investing/quotes/balanceSheet?symbol=3994.T
(4)指標
指標の意味を確認するために活用したサイト
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