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企業研究『DoorDash(フードデリバリー)』

決算書から企業の強みや市場の可能性を読み解き、自分なりの仮説をもって事業の動向をとらえられるようになるのを目指して、お気に入りの動画等から学んだ「決算書のポイント」を「おすすめのコンテンツ」と共にまとめたノートです。決算書の勘どころをつかめるようになりたいという方に役立つ内容です。今後の決算でも加筆する予定です。
※今回は米国のS-1(日本の上場目論見書/有価証券報告書)に基づく内容

1.企業の強み

DoorDashの業界における特長
◆他社との差別化
 50%のマーケットシェアを獲得
 月額10ドルのサブスクリプションサービスでユーザーをロック(何度も注文する人は他より配送料が安くなる)
◆事業の成長性
 上場時の時価総額は250億ドル(約2.6兆円)超
 売上高は前年から226%増収(9月時点)
 注文総額(GOV:Gross Order Value)は4月~9月に大きな伸び
◆ビジネスモデルの特徴
 消費者とレストランを繋ぐマーケットプレイス
 ・消費者側は一回ユーザーを獲得すると、そのユーザー群からの売上が年々増えていく(ネガティブチャーン)
 ・レストラン側は構造的にロックできない(レストランは1つのデリバリーサービスに固執する理由がないため:ネットワーク外部性が効かない)

2.市場の可能性

DoorDashの業界を取り巻く環境と市場の可能性
◆コロナ禍による需要アップ
 コロナでビジネスが一番良い状態
 さらに株式市場が最高に良い状態
◆マーケットプレイスの主戦場
 フードデリバリーは競合が多く、レストランは複数のサービスを併用する
◆今後の注目ポイント
 まだまだ投資が必要なフェーズ(サブスクリプションでは本来ユーザーが払う配送料をDoorDashが負担するので資金を消耗する)

3.数字を読む着眼点

他の資料でも使える数字のとらえ方
◆ユニットエコノミクス
 購入代金が32.9ドルの場合は4.9ドルが取り分
 注文金額の約15%弱がDoorDashに入る仕組み
 その15%から諸費用を除いた11%が売上になる

4.上場目論見書

米国のS-1(日本の上場目論見書/有価証券報告書)
https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1792789/000119312520292381/d752207ds1.htm

5.おすすめコンテンツ

(1)決算解説

決算書のポイントを理解するならコレ、おすすめの動画「シバタナオキの決算実況」と文字起こし記事「決算が読めるようになるノート」です。

(2)事業内容

企業の事業内容を調べるならコレ、おすすめのサイト「strainer」です。

(3)指標

指標の意味を確認するために活用したサイト

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