農薬散布
私は野菜には農薬不使用で栽培していますが、果樹(りんご、桃、プルーン)には農薬を使用して栽培しています。今年で就農6年目になりますが、最初の年で減らしすぎて、ちょっと痛い目(果実を虫に食べられたり)にあい、2年目増やし(一般的な量に比べれば少ない)、うまくいけば、また減らしてという感じでやってきました。今年6年目は昨年より、若干増やしています(一般的な量に比べれば少ない)。栽培するにあたり、農薬散布、施肥、剪定、草刈り、摘果等作業項目がいろいろあります。減農薬はとても重要な項目と思っておりましたが、農薬を減らすことが、全てではない。と感じるようになってきました。もちろん減らしたり、無くしたりするに越したことはありませんが。これまで、農薬ありきで栽培してきた中で、いきなりゼロにするのは至難の業だと思います。減らすにしても、度合いがあると思います。1つ想うのが、農薬をまくときの意識は非常に大事であると思います。農薬散布はカッパを着るので、夏場はサウナ状態、どうしても飛散したものがかかることがあります。最初はこの状態に受け入れることができず、本当に憂鬱な想いで作業していました。でも、どうせ散布するなら前向きに良い意識で散布することが重要であると感じております。散布する水や農薬は、まく人の意識で微細な構造までも変えてしまうと思います。まくときには、果物の様子をなるべくよく見たり、美味しく育ってお客様が喜んでくれる姿をイメージしたりしています。
意識1つで、なんでも変わりますね。