健康を考えてたら最強の格言がわかってしまった
8月20日(金)晴れ
午後に区がやっている健康診断に向かった。
僕は普段は福岡に住んでいるのだけど、住民票は東京にあるため、毎年東京滞在に合わせて健康診断を受けている。簡易的とはいえ健康診断がタダ同然で受けられるのは大変ありがたい。
この年になると、健康以上に価値があるものはないのではないか、とよく思う。なぜなら個人的な問題は、根本をたどっていけばほとんどが健康問題に行き着くからだ。
疲労などの肉体的な問題は言わずもがな、感情の不安定さや鬱といった精神的なものも、食生活や睡眠、腸の環境などが、大きな影響を与えていることがわかっている。そして日常のトラブルや対人関係の処理も、最後にものをいうのは体力なのは間違いない。
僕がごきげんに日々を過ごせるのは健康のおかげだし、イライラしたり、ため息をつきたくなる日は、だいたい睡眠不足か体調不良だったりする。
「体は一番身近な自然」とはよくいったもので、体は自分と一体なのではなく、外部的な乗り物だと考えたほうがわかりやすい。いくら道路環境を整えたところで、自分の乗り物がガタガタだったら元も子もないのだ。
最近は「適度な運動と睡眠、バランスのとれた食事」という言葉以上に役に立つ言葉はないんじゃないかと思っている。あまりにも単純でありふれてるのでスルーされがちだが、よく考えれば、この世に数多ある格言の中で、この言葉より万人に適用でき、かつ確実に人生を上向かせる言葉はないんじゃないだろうか。
むずかしいのは重々承知だが、逆にこれを無視して豊かに生きることのほうがむずかしいだろう。「一番身近な自然」を荒れさせてしまえば、その代償は必ず払わされる。
「適度な運動と睡眠、バランスのとれた食事」
おっさんロードを突き進む自分にとっては、最も声に出して読みたい日本語である。