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さよならコロナ禍(今日の定点観測)

仕事柄移動することが多く、毎回定点観測のように街や空港を眺めていると、コロナに対する人々の「本音」がよくわかるので面白い。

コロナが世界中で猛威を振るってた頃は、本当にどこも閑散としていた。あの新宿や渋谷からも人が消え、空港も訪れるたびに気の毒になるほど人がおらず、航空会社が潰れてしまうのではないかと本気で心配していた。

ところが現在はどうだろう。先月からコロナが指数関数的な勢いで増え、数字上は世界で一番コロナが多い国になっているにも関わらず、空港や主要駅は盛大に混んでいるし、カフェは満席で座れない時もある。しかも高リスク群である高齢者の方々も少なくない。

日本人は空気を読む国民だから、まだコロナを心配してるフリ、またはコロナ対策がんばってるアピールしてる人をメディアではよく見かけるが、「本音」は街を歩けばすぐにわかる。感染が危機的状況と煽るメディアと、街ゆく人のギャップに、「現実」は醸し出される。

もうみんなコロナに飽きてるんだなーと。

昔、アメリカ人の友人に、「日本人はなんで地震が怖くないのか?」と直球で聞かれたことがある。彼には「日本人は地震が怖くないのではなく、地震を怖れることに飽きている」と答えておいた。

多分、コロナも同じで、怖くなくはないけど、もうそろそろどうでもよくなってきた頃なんじゃないだろうかみんな。「飽きる」というと不真面目のように聞こえるけど、リスクと共存する僕らにとっては大事な機能であり、「どうでもよくなる」ことも、前に進むためには必要なことなのだろう。

世界は早々に飽きて日常に戻っているようなので、個人的には日本も早く飽きてさっさと重いドアを開けてほしい(帰国時の陰性証明義務早くやめれ)

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