12月8日 ぼっち練 視界の大切さ


今日の記事は有料マガジンだけど、無料で全部公開しちゃいます。

今日から他のみんなは全日本に出発。
スタッフもみんな行くので体育館に俺1人。
怪我だけはしないように気をつける。

1人でモチベーションが湧かないかな?
とかちょっとだけ不安だったけど、普通に集中しやすくて、いい練習ができた。

それだけ、いまの練習内容が習慣化してきたということだと思う。

体育館に本当に1人だけだから、外的不可がほとんどない状態なんだって気づいた。
いつも練習してると、通す前に違う人の話し声が聞こえちゃったりして、少しだけ意識が薄れることや、話しかけられることとかで、自分のリズムが崩れることや、相手をしなければならないことで、ストレスになることもある。

普段なら外的不可がほぼない状態なんてありえないくらい珍しいから、内的不可に目を向けて、処理の仕方を考えようと思った。

つり輪

両伸腕で倒立の姿勢が少し悪いなとこの間思ったので、今日は頭を一つ入れて、やることにした。姿勢は少し改善された。
もう少し倒立に収まる時に上に伸びながら押してこれるといい。
2往復からのバラバノフは全然振り切れずダメだった。経過車輪の時に輪を押して、抑えることが大事。
つり輪だけではないけど、新しい技を入れるときや、構成がきつくなる時は

①体力の上限を上げる
②一つ一つの技の体力消費量を下げる

この二つに限ると思う。
ただ②を追い求めすぎると、運動量が低下して弱い選手、幅の狭い選手になりやすいように感じる。あくまで①を意識した練習の中で、どういう風に②を上げていくのか?という練習段階の工夫が大切になってくる。

ホンマ十字だいぶ力が入ってきたけど、自分で思ってるよりも持ち込みが高い。
もう少しスイングを振る時に、足先が振れる前に腰を上げてくる。
あと左右に揺れるのを直したい。

鞍馬

8技〜10秒休憩、ロス〜おり。
まだ、終わってからのロスおりのところは鉛のように腕が重いけど、それでもなんとか行けるようになってきた。これが休憩なしで、形を変えずにできるようになったら鞍馬はだいぶ幅が出てくる。
鞍馬の練習もだいぶコンパクトにできるようになってきた。

1、旋回15周(早い、遅い)
2、Bシュテ〜フクガ〜Bシュテ〜ループ3〜5周、コンバイン、ウゴニアン
3、後半8技すぐにロスおり

やることはだいたい3本でクリアできるようになってきた。
そのあと修正練。

フロップは入れてを早く入れて、足先をしっかり横に振って切り返す。
時にBシュテ終わった後のループ2周のところでの切り返しと、入れを意識する。ウゴニアン終わったあとまだ手が遅れるからクロルばたつく。

ゆか

後半4節。体力的には慣れてきたから、そろそろ1回半〜2回ひねり着地を積極的に狙いに行く練習を増やしてもいいかもしれない。連続で行く時の2回半〜1回半のロンダートの時にホップで左のかかとを前に送るのが弱くなる。足が重くて楽に全体的に前に運べてない。ラストの3回ひねりもそろそろ余裕出てくる頃だし、着地を狙いにいく。

1回〜2回半本当に良くなったと思う。
ポイントとなる動感発生は智輝から聞いた半みで1回ひねりを終えるっていうのだけど、この1回〜2回半が良くなる過程で感じたことは重要だと思う。

まずコツやポイントは大切だけど、最初の走り出しや、右のつま先で押し出して、重心が高いまま走れてる感じ、1回ひねり蹴る時のゆかの沈み方などが、最初にやった時よりも良くなってる。というか良い状態でできる回数が増えてる。

つまりやっぱり動ける体、動きやすい体を作ることが一番技の習得に早い。
動きやすければ、狙った通りのポイントを抑えて技を仕掛けやすい。

きついけど、体を強くすることに妥協せず、これからも励む。

蹴る時は足先よりも頭が少し手前にある方がいい。蹴る瞬間に後ろにあるのを前に持ってくる勢いを使う。

俺は基本的に頭を下げてひねりをかけがちだから、あまり意識しないと、蹴る時には頭が前に行って2回半の軌道にならない。

ピットでのノータックルダブルちょいと良くなった。蹴りをしっかり入れるけど、手を振るって感じが難しい。そういえばタントラでルドルフするの忘れてた。

今日は珍しく前方屈伸ダブルもやった。
屈伸ハーフまでやって一応立てた。ハーフをする時は重心を高く乗せるような走りだと、上には上がるけど回転力はあまりつかないからむかないと思った。
乗せながらだけど少しだけ前への勢いを強くしてけって、出てから回すところを早く。出る前に回すとたかさが出ない。2回目の回転を強くしてひねる。
もう少し練習すればできそうな感じもある。

跳馬

今日は跳馬で革命が起きた。。
午前練の時に積み込みをやってる時に、ロンダードで手を押さえる時、ちゃんと手つきマットと自分の手を見てから腕を振り、その間もしっかりと手を見ながら着手をするって意識でやったら、めちゃ視界がひらけた感じがした。

多分今までイメージが強すぎて、技を仕掛ける時に体の感覚に頼ってほぼやってた感じだと思う。

シューヘルトも2本とも立てた。

平行棒

これも跳馬と一緒でしっかりと技を行ってる時に目に入るものを意識的に「視る」ことをした。おりも着地を取る前に地面が出てきてからちゃんと確認して体をそこに収めれた感覚があって、気持ちよかった。
この感覚が研ぎ澄まされれば、今までよりももう一つ上手な選手になれると思った。

棒下は今まで浅く浅くって感じでやってたけど、最近あまり肩が回ってないなって思って、今日は肩を回すのを強くって意識でやったら少しよかった。
車輪はマメが痛いのもありしっかりと下がることができなかった。
今月中に棒下車輪を本気で仕上げなければならない。
通ってらおっけいではなくて、棒下車輪で引かせない。時に車輪は雄大にできるようにしたい。おっけいラインが低くなりがち。

鉄棒

1本目から後半8技を倒立狙えるようになったのは成長。
チェコ式の抜きのスピードも出てきたし、もっと磨きをかける。
おりも伸サルトは抜きを長くしてしっかりと締めたまま動かす。途中で緩むと前に行く。

いつも鉄棒に入るのが最後だからカッシーナに込める力があまり残ってないのかも。


全体

だいたい30分ローテーで回って3時間。
1時間半がすぎたあたりで、少しずつ集中が薄れてきて、残りの1時間の平行棒、鉄棒は途切れかけている中必死にやっている感じ。

だいぶ練習の質も上がってきたし、一本の負荷を高めてやるのにも慣れてきた。

練習後のサーキットは本当にしんどかったけど、1人の時にああいうしんどいことを選択できる俺は強い。

自分が上手くなりたくて、練習してる。
そのためにプロになってやってる。
誰かが見てるからやる、見てないからやらない。
練習が1人だから捗らない。
そんなことはない。

本当の意味で自分と体操のことに真剣に向き合えているなと1人練習をしてみて感じた。
自分のやるべきことや、実際にやることが、人がいるかどうかで変わるわけがない。
シンプルに必要なことをやる。

今日の練習内容を僕のインスタグラムで投稿したから、実際に練習動画を見たい人は見にきてね〜

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