4年間の朝活を続けてたどり着いた、Notionによる「習慣化の仕組み」を公開してみる
年の変わり目に、新たな目標を立てる人も多いと思います。でも、年始の目標って、意外と達成できないですよね。
「今年こそ、英語を話せるようになるぞ!」
「今年こそ、ダイエットするぞ!」
「今年こそ、副業で稼げるようになるぞ!」
そう思い立っても、頑張れるのは最初の数日だけ。そして目標なんてすっかり忘れて、いつもの生活に戻る。そんな話をよく聞きます。
やるべきことはわかっているのに、なぜか続かない。「習慣化」は、簡単ではありません。僕も毎年、それを繰り返していました。
でも、習慣化について調べてきた様々な情報と、ビジネスでの試行錯誤の経験から、習慣化を効果的に実現できる仕組みがわかってきました。
今では、朝活による様々な学びをほぼ毎日、4年以上続けています。そこで、僕がたどり着いた、習慣化を実現する具体的な方法をお話します。
⭐「習慣化」に効果的なこと
「習慣化」は人気のテーマなので、書籍や研究がたくさんあります。最近の書籍で有名なのは、この辺りでしょうか。
これらは、細かな違いはあれど、本質的な部分は似通っており、主に以下のような行為が習慣化に効果的とされています。
これらは、僕の経験と照らし合わせても、非常に納得感のある内容です。
例えば、「英語の勉強」を習慣化したい場合は…
このように対応できれば、何も考えずに勉強するよりも、より効果的に習慣化を実現できます。
⭐圧倒的に成長できる「振り返り」
そして経験上、習慣の管理において、心から強くお勧めしたいのが「振り返り」です。
プロジェクトや組織運営などでよく使われる"スクラム"というフレームワークでは、振り返りイベントを短いスパンで定期的に行います。
僕は仕事で数年間スクラムを運営していますが、この振り返りを続けるだけで、どんなチームも確実に成長し続けられています。
振り返り手法は色々ありますが、例えば定番の「KPT」では、以下の3つを出し合います。
よく出来たことを称え合い、課題や対策を明確化し、改善していく。定期的にこのイベントを行うことで、ポジティブかつ確実に、チームが変わっていきます。
チームだと時間がかかりますが、1人なら数分で終わります。
習慣化における振り返り
習慣化も、この振り返りが非常に効果的です。
上で挙げた✅成長を楽しむとも重複しますが、まずは自分の成長や、うまくいったことを言葉にし、喜びを噛みしめます。
どんな些細なことでも構いません。言語化することで自信が生まれ、それが快感となり、もっと成長したくなります。
逆に、サボってしまったとき、「今日は勉強できなかったなぁ。明日はできるといいなぁ」と思っているだけでは、きっと明日もできないでしょう。
そこで、問題点と対策を明らかにするのです。
こうすれば、翌日は少なくとも単語帳に触れることになります。
1回でベストな対策にたどり着く必要はありません。うまくいかなければ、翌日は別の対策を試します。いずれ良い対策にたどり着きます。
こうして効果的なノウハウを積み重ね、日々改善を続けることで、成長速度は桁違いになります。
⭐Notionによる「習慣化」の仕組み
まとめると、「言語化する・小さく始める・きっかけを決める・成長を楽しむ」のような行動を取り入れつつ、定期的な振り返りを行うことで、効果的に習慣化が身につきます。
ここで必要になるのが、それらを管理するツール。
もちろん紙のノートでもOKですが、情報の追加・更新や検索、自動化などの利便性では、どうしてもデジタルに劣ります。
僕は、最も適したツールは「Notion」だと考えています。操作がシンプルで、自由度が高く、基本無料という素敵なツールで、ずっと使い続けています。
ただ、習慣管理テンプレートをいくつか見ましたが、私が求めているものは見つかりませんでした。
全体的に、Notionはできることが多いため、機能や管理情報を増やして複雑化したテンプレートが多いのを感じています。
そこで、自分が必要と考える、可能な限りシンプルで迷わない「習慣化」ができるテンプレートを作成してみたのが、こちらです。
画面の各領域は、このようになっています。
習慣化に特化した上で、「1画面に情報をまとめる」「直感的に操作できる」といったシンプルな形を目指しました。
ここからは、どのような使い方をするのか、ざっくり説明します
⭐最初に行うこと
1. カテゴリーを作る
まず、「仕事」や「趣味」など、目標を分類するためのカテゴリーを作成します。カテゴリー分けにより、バランスの取れた目標管理ができます。
2. 年間目標を決める
次に、達成したい年間目標を決めます。目標は、大き過ぎるとアクションが膨大になるため、適度な大きさにします。
例えば「英語をマスターする」ではなく「日常英会話を聞けるようになる」のように、広さや深さを限定するイメージです。
さらに、その目標の達成により心から実現したい願望、実現するメリットを✅言語化します。
3. アクションを決める
年間目標を達成するために、継続したいアクションを決めます。
例えば目標が「日常英会話を聞けるようになる」なら、「リスニングを練習する」「日常単語を覚える」など、いくつかのアプローチがありそうです。
でも、「リスニングを練習する」だけでは、何をするのか曖昧です。「ポッドキャストを聞く」「英語のドラマを見る」など、すぐに着手できるよう具体的に設定します。
進捗を感じやすくするために、「英単語を10個覚える」を複数作るなど、小分けにするのも良い手です。
なお、「アクション状況管理ボード」では、初期状態のアクションは「未着手」になっています。着手するものは「進行中」に移動します。
ちなみに、このようなボードによるタスク管理方法は「カンバン」と呼ばれ、シンプルでわかりやすく世界的に有名な手法です。
4. 習慣トラッカーに追加する
習慣として管理したいアクションのチェックボックス列を、習慣トラッカーに追加します。
既存のチェックボックス列をクリックして、「プロパティを複製」でOK。
また、アクション実行の✅きっかけを決めるのも忘れずに。スマホや時計のアラーム設定でOK。(Notionの通知機能もありますが、あまりお勧めしません)
きっかけは、「既存の習慣と紐付ける」がよく推奨されています(歯磨き後、お風呂後など)。実行する間隔は、「毎日」がベストです。「週に1回」などでは、脳に定着しにくいので。
これで準備は完了です。
⭐毎日行うこと
1. アクションの実行
きっかけに沿って、アクションを実行します。
最初は、✅小さく始めるため、実行時間や量を少なめに。慣れたら増やしたり、難しければ減らして、とにかく継続することを優先して調整します。
習慣トラッカーには、当日のレコードが自動追加されます。アクションが終わったら、実行できたアクションのチェックボックスをONにします。
もし、継続していたアクションを完全に完了する場合は、アクション状況管理ボードで「完了」に移動します。
2. 振り返り(ほんの数分)
寝る前、または翌日に、1日分の振り返りを行います。
画面が大きく、入力しやすい環境でNotionを開きます。(できればPC起動時に立ち上がるように設定)
習慣トラッカーの「振り返り」欄は、下のようになっています。
ここに、KPTで振り返った結果を書きます。
トライがうまくいけば、翌日も続ければOK。うまくいかなければ、翌日の振り返りで、別のトライを考えます。改善し続ければ、いずれ効果的なトライに辿り着きます。
重要なのは、まさに✅成長を楽しむこと。
習慣トラッカーは、フィルターで直近の1週間が表示されるようにしています。そこには日々、成長し、改善し続けている自分がいます。
長く続けるとわかるのですが、これが本当に楽しいのです。大抵のことは、学べば学ぶだけ成長しますし、うまくいかなくても、前に進んでいる自分を感じられます。
習慣化テンプレートの使い方のざっくり説明は、以上です。文字だと長く見えてしまいますが、実際の操作は、どれも数秒から数分です。
⭐テンプレートのご購入
ここからは有料部分に関する説明です。Notionで習慣化してみたいなーと感じられた方は、以下をご一読ください。
有料エリアの内容
主に、以下の内容が、本noteの有料エリアに記載されています。
目次のこの部分にあたります。
ご購入にあたっての注意事項
⭐Notionの習慣化テンプレート
こちらが習慣化テンプレートです。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?