『地面師たち』が神作品だったのですが！
話題沸騰のNetflixドラマ作品『地面師たち』を見ましたが、まあ面白い！
アウトローを生きる人物たちに惹きこまれ、巨額のマネーを詐取するために張り巡らした計画に目が釘付けになり、駆け引きの応酬では手に汗握りました。
人が騙されていく過程を見るのはとてもドキドキさせられますね……！
どのように騙すのか、どんな計画を立てるのか、計画を阻む事故が起こるのか、そしてすべてが起きた時、どのような絶望が映し出されるのか……。
『地面師たち』は、2017年に発生した大規模な詐欺事件をベースに作られています。
日本の大手住宅メーカーである積水ハウスが被害を受け、なんと約55億円ものお金を詐取されたとのこと。その時、詐欺を行ったのが地面師と呼ばれるグループで、不動産を中心に詐欺を行う犯罪者集団のことを指します。
この事件では、偽造された書類や偽の所有者を使って積水ハウスに実際には売りに出されていない土地を売りつけ、お金を騙し取ったのです。もちろんその土地の売買契約をしたところで、土地の所有者にはなれないのでお金だけ奪われた形になります。
※様々なメディアでこの事件をまとめてくれているので、ぜひ読んでみてください。
正直信じられませんよね。積水ハウスといえば知らない人がいないほどの超大企業で、優秀な人が数多く在籍されているはず。そんな優秀な人が多くいる中、55億円の取引を任される人となると、きっと超ベテランのビジネスマンでしょう。
そんな優秀な方を騙しとおした地面師たちの手練手管を見られるのが、『地面師たち』なんです。もちろんドラマなのでフィクションではありますが、真に迫った内容でした。
あまり内容には触れられないので、好きな人物についてでも。
僕はハリソン山中が好きです。
地面師たちのリーダーで、様々な指示を出しつつ重要な局面では彼らしいやり方で詐欺を成功に導きます。
ジェントルマンな見た目に、所作や口調は丁寧で、声色は心地良く感じます。その情報だけだと親しみやすさを感じるかと思うのですが、実際にはまるで人間味を感じられない、恐ろしい存在として描かれていました。
ハリソン山中を演じる豊川悦司さんの演技があまりに完成されていましたね。
「最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフェティッシュなやり方でいかせていただきます」
人生で一度は言ってみたい言葉ランキングに入りました！笑
今日はこのへんで！
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