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会社法読了(アメリカ法)

お気に入りのアメリカ法シリーズの会社法を大急ぎで読みました。

本文部分で557ページ、7/27-8/22の27日間、1日平均20.6ページです。内容的にもだいぶ難しかったですが、これまでと同様、短答試験の問題を見たときのもやもやした感じがすっかり解消していました。

アメリカ法は、初めから正解を輸入している様の窺える日本の法律と違って、どの科目も壮大な社会実験とも言えるくらいの試行錯誤で判例が変遷している様が辿れるので、各法分野ごとの目的や要点が捉えやすいように思えます。

一時は間違っていても、過去の判断を踏まえて確実に前に進めるような仕組みが作られているのが、近代法の強みというのがよく了解できます。

無謬性を演じ続けなければ、どんなに優秀な人でもボコボコにされて表舞台から消される日本の世の中よりはよっぽど風通しが良くて、健全だなと僕には思えます。

そもそも複雑系である社会現象に関して、初めから正しい判断ができるわけがないのです。

そろそろ司法試験の短答試験の過去問を再開したいです。先日受けたときは時間が全く足りなかったので、条件反射で解けるように、来年まで何周もしたいです。

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