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短答攻略クエスト - 商法完了(平成30年から令和5年;447/955問)

司法試験の脚別過去問アプリ、短答攻略クエストの商法が一通り終わりました。12/19から1/28までの41日間で447問、1日11問ほどのペースです。

正答率は70%。商法科目の大部分を占める会社法は知識問題が多いイメージですし、調べながらでも7割取れたなら、順調に進められたということだと思います。

短答攻略クエスト収録の過去問をすべて解いた訳ではないですが、これでやっと、短答7科目の範囲の学習を一通り終わることができました。

2022年末から今まで、様々な紆余曲折がありつつ2年ちょっとかかってしまいました。

本当に、途中で挫けそうになりましたが、日本の法律学習なのに結局、一番救いになり、大きく理解が進んだ実感が得られたのは、アメリカの法律の概説書を読んだおかげでした。

僕が短答試験過去問を全科目全範囲やり切るのに最も重要だったことは、一言で言うと、

「裁判官や研究者が法律的判断を行うために【常に踏まえている基本的前提】を、【科目別に】、【明確かつ徹底的に】理解すること」

です。

こういったことはもちろん、日本の予備校のテキストや、いわゆる基本書でも漏れなく触れられてはいるのですが、予備校等が出版する入門テキストの場合は読者が途中で放り出さないよう、難しいところが恣意的に排除されているために、そして、基本書では逆に、教科書として必要なことを網羅的に盛り込もうとするために、それぞれ焦点がぼやけるというか、よっぽど全部覚えるつもりで読み込まないと読み取れないようになっている気がしました。

法律の各科目ごとにかなり違う、法的判断に際しての基本的前提について、日本の予備校のテキストや基本書だけで十分な理解が得られたかというと、僕自身は全く自信がないです。

そして、それがないまま短答の過去問をしても、細かい上っ面の知識がサラサラ意識の上っ面を流れて行くだけで、民法や民訴でこれを経験したときは本当に絶望しそうになりました。

一方、論文過去問を試験に合格された方の再現答案を通して検討するのは、上記基本的理解を得るのに有効だったかもしれないとも思います。この点については、後々触れることもあるかもしれません。


ともあれ、2025年の司法試験予備試験の短答は是非クリアしたいです。

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