行政書士試験、振り返り:記憶の問題
11/10の行政書士試験を受けて来ました。
昨年、1ヶ月の準備期間だけで大急ぎで受けたときと手応えがあまり変わらないとはどういうこと?・・と思いました。
貴重な司法試験の学習を1ヶ月も我慢して受けたのにと、めちゃくちゃショックでした。
今、伊藤塾の採点サービスに送信しましたが、結果が分かるのは11/29とのこと。でも、6割以上取れてる自信は全くないです。また来年も受けます!
さて、出来映えは最悪だったとはいえ、本番を経験して学んだことはたくさんありました。振り返ってみたいと思います。
まずは、各選択肢の正誤を判定するための知識が細かすぎることです。これは、脚別問題集で、一題一題解説を読みながら学習を進めていたときにはあまり気づけませんでした。
行政書士試験で配点の大きい、行政法、民法の過去問の選択肢は、条文の内容を書き換えただけのものが多く、解説で参照条文を読めば正誤がすぐに判定できるものが多いです。
しかし、試験会場で、過去問学習で確認した精度で条文の文言を記憶できていることはあまりなく、試験当日に確実に正誤が判別できる選択肢は、1問につき3つあるかないかという状態でした。
仮に3つ分かっても、残り2つを運で解けば、確率的に正答率は50%にしかなりません。非常に厳しい。
条文の趣旨や目的を把握する、類似する他の制度との相違点を押さえておくなど、長期記憶で導ける部分をもっと厚くすれば良かったと後悔しています。
一方、判例問題が出たときは、ラッキー!と思いました。ほぼ全ての問題で、判例が出たときは確実に正誤が分かりました。たぶんストーリーで覚えているため、記憶の「持ち」が良かったのだと思います。
まとめとしては、「記憶」の問題は常に意識しておくべきということです。
薄くて何度でも読み返せるような補助教材やテキストに知識を一元化しておくことは、是非試してみたいです。
条文に関しては、bit六法というアプリのメモ機能を利用したのは、結構良かった気がします。条文を確認するたびに自分が以前書いたメモを目にするので、記憶の助けにはなりました。
紙の判例六法なども使ってみようかとも思いましたが、一瞬で、手軽に条文が引けるというアプリの利点は捨てがたいように思えるので、引き続き利用したいと思います。
今日からはしばらく、司法試験の論文過去問学習に戻ります。