well-beingダイアログ(3): ”人と自分を比較しないコツ” はありますか?
well-beingダイアログ
今日の問いは、
”人と自分を比較しないコツ” はありますか?
今夜も人それぞれ様々な立場からの言葉が出てきて、まずすごく面白かったです。ここは完全な答えを出す場ではなく、対話を通したwell-beingをこの場でも、各人の場の延長でもどう深めるかというところが主題だと思っています。
なぜ比較してしまうのかという点についての聲で、負けず嫌いで他人とついつい比較してしまうというものがありました。
私を例にしてみても、幼少から負けず嫌いでした。負け嫌いが特に悪いということではなく、負けず嫌いでものすごく頑張り、結果として負けてもすっきりとして負けたことを認め、相手を讃え、次へのチャレンジの肥やしと本心から思えているのであればすごくいいはずです。
だけど、これがうまく機能していないことがあります。自分を例に挙げていますが、私の負けず嫌いは、勝つことで認められたい、期待に応えたいというところからきていることが多く、それ故に、負けるという結果は私の存在意義を揺るがすように感じていました。
例えば、小学校の運動会で徒競走をした時に1番で金メダルをもらった時に、それをみた親父の表情が嬉しくて、自慢の息子感をそこに感じていました。期待に応えることで自分は褒められる、認められる、周囲もそんな僕を認め期待していると思い込んでいたのです。
ここから負けることが恐ろしく怖くなります。結果が出ることが怖くなります。1位以外を取ってはならない、そうでなければ僕らしくないという念仏を何回唱えたのでしょう。
この念仏が大きな楔を私に打ち付け、機能することもあれば、勝ち戦しかしないような機能していない行動をとっていたように思います。
人と自分を比較しないコツというよりは、比較してもいいが、比較の結果に左右されるようなバグのあるマインドからは卒業するというところのように思います。
そのためにも、自分が自分に打った楔(ジャッジメントチェーン:HUNTER×HUNTERよりww)を解き、マシュマロのように柔軟なマインドでいることが大切だと感じています。