自分の美学は、こころのバグだと気づいたとき
自分の美学というものを、知らず知らずの間に持っているものです。
自分の美学とはなんでしょうか。
譲れないこととか、こだわりであったり、勝ち筋であったり、大切にしている言葉なんかもあります。
これら全てをここでは自分の美学と呼んでいます。これは自分の中で、重要性が高い項目です、これが私なの。そんなことを言う人もいるかもしれません。
意識してはいなかったのだけれど、この自分の美学というものは、自分もありました。知らない間に酸化して纏わりつく錆のようなものです。
いつしか、これを自分だと思い込んでいる。そういうところがあります。
一見これらの美学は、自分のアイデンティティのように映ります。これが、その人らしさなんだ、という一面に見えるかもしれません。
ですが、これらは全て「こころのバグ」です。
もう一度、自分の美学を見直してみましょう。
逆に、自分を押さえつけて、締め付けてしまう、鎖になっていることに気がつきます。だから。「こころのバグ」なのです。ゆえに、盲点を生み出します。
それに、自分の美学というのは、これまでの人生を歩んできて、生き抜くために身につけてきた価値観のことです。
気をつけたいのは、未来のゴールに対しては、この価値観が必要だという無意識の思い込みがある場合、大きな邪魔になっているという点です。
未来のゴールには、過去は関係ない。そう意識してわかっていてもダメなんです。このような思い込み=心のバグを1つ1つ外していくことで、心が柔軟になっていき、現状の外側のゴールを設定できるようになります。あると、動けない足枷になっているなんてことがよくあることです。
改めて、自分の美学が「心のバグ」になっていないか確認してみてください。