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活性酸素の発生を抑えるアポラクトフェリン(前)

不定期連載 アポラクトフェリン(20)

活性酸素を抑える働きも、
普通のラクトフェリンより強くなります。

活性酸素を生み出す原因物質の一つは、
自由に動き回る鉄です。
アポラクトフェリンでは、
その鉄を取り込む力が
ラクトフェリンより強化されています。

呼吸によって私たちの身体は抗酸化酵素を
動員して、過酸化水素を無毒な水に換えます。

一方で、体内にある二価鉄が過酸化水素に
作用すると、身体に最も悪い影響を与える
ヒドロキシラジカルという最強の活性酸素が
生じます(フェントン反応)。
アポラクトフェリンはその二価鉄と
強く結合することによって、この最強の
活性酸素の発生を妨げ、
排除してくれるのです(写真)。


参考文献
井上浩義
『アポラクトフェリンのすべてがわかる本』
アーク出版 2015年 pp.51 - 53


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