美肌づくりに最適なアポラクトフェリン

不定期連載 アポラクトフェリン(38)

アポラクトフェリンには生活習慣病や
老化現象を引き起こすAGEs(終末糖化産物)の生成を
抑える作用がありますが、強い抗菌作用も
あるので、直接肌に塗ることにより、
皮膚カンジダ症やニキビなど、
菌類が原因となって起こる炎症を
鎮めることができます。また、
食物中の糖や脂肪の分解を抑えることから、
ダイエット効果も期待できます。
もちろん、老化促進物質であるAGEsの生成を
防ぐことにより、脳の老化も防げます。

アポラクトフェリンは美肌作りに最適です。
肌にダメージを与える細菌を抑えることが
できるからです。肌トラブルには様々な
症状がありますが、幼児から高齢者まで、
年代を問わず幅広く発症する
トラブルといえばニキビです。
特に10〜30代の男女に多く、顔面だけでなく
背部、前胸部など、脂を分泌する部位に
よく発症します。

ニキビは【写真・ニキビが発症するしくみ】
に示すように、毛囊(もうのう)内の皮脂が
増加することによって起こります。
皮脂が増加する原因としては、
副腎由来ホルモンである血中アンドロゲンの
増加による皮脂腺機能の活発化、
ホルモンバランスの乱れ、皮膚の角化異常、
細菌感染などがあり、年齢、食事、
ストレス、遺伝的因子などが複雑に関わって
発症します。

【写真・ニキビが発症するしくみ】

画像1

毛囊(もうのう)内の皮脂が増えると、ニキビの
原因菌であるアクネ菌が増殖します。
すると、リパーゼという酵素が活性化し、
皮脂を脂肪酸とグリセリンに分解します。
こうして産生された脂肪酸のうち、
自由に動き回ることができる遊離脂肪酸が
皮膚を刺激し、角化させます。その結果、
皮膚に生じる炎症が「ニキビ」なのです。

参考文献
井上浩義
「アポラクトフェリンのすべてがわかる本」
アーク出版 2015年 pp.92 - 94

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