身体に優しい天然の抗菌パワー
不定期連載 アポラクトフェリン(10)
ラクトフェリンは私たちの腸内で
鉄と結合することにより、
様々な働きをします。
ラクトフェリンを口から摂取した場合、
活躍の場はもっぱら
消化器官の内部となります。
胃や腸を通過する過程で、
鉄や様々な有害物質を捕らえて結合した後、
糞便とともに排出されます。
口からとったラクトフェリンの多くは、
胃酸に負けることなく腸に到達します。
しかし、腸壁の穴を通り抜けることは
できません。細胞レベルの世界においては
非常に大きな物質です
(分子量: 86,000 g/mol)。
したがって、ラクトフェリンが
腸壁から吸収されるのは不可能です。
唯一の例外として、赤ちゃんはすんなりと
体内に吸収できます。これは、
赤ちゃんの腸壁の穴が大人より
大きいためです。発達途中にある
赤ちゃんの身体は、できるだけ多くの
栄養をそのまま取り込もうとします。
その点、食物アレルギーに、
より注意する必要があります。
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