直腸カルチノイド闘病記4 〜追加病理検査編〜

 「再検査に出した結果をお伝えするので来週また病院に来てください」と言われて一週間。
 こりゃ追加手術は避けられなさそうだなと、手術方法や人工肛門になるか否かなど様々な情報収集をして過ごした。直腸とリンパ節郭清手術するならダヴィンチでロボット手術にしてもらおうということ、一時的に人工肛門になることまでは覚悟を決めた。ダヴィンチというのは2億円くらいするロボットで、VRのような感じで手術をするみたいだ。直腸のような狭いところで特に活躍するらしい。そして一番いいのは腹腔鏡手術に比べても術後の機能障害が少ないとされていることだ。術後の排便障害は絶対にあるものの個人差が大きいようで、これについては様々ブログを読み漁った。来年の夏は石垣島に行く予定なので、飛行機の離陸直後くらいは排便が我慢できないと厳しいなどと具体的に想定していた。

 さて、診察の日。お盆中ということもあってか病院は空いており、予定より早く自分の順番がきた。追加検査の結果は「しっかり腫瘍は切り取れていました」とのことで追加手術はしなくていいらしい!やったー!

 最初の病理検査の結果に追加コメントがあり「リンパ節侵襲は陰性だが血管侵襲の疑いあり」ということだったので上医と相談の上、再検査に出すことにしましたとのことであった。再検査の結果はまだ届いていないのだが、再検査をした病理医さんに電話で確認したところ、血管侵襲は陰性とのことだったので、これからは年に一回CTと大腸内視鏡検査で経過観察していきましょうということになった。

 二週間の入院と人工肛門まで覚悟していたので思いがけない朗報となった。まだ油断はできないが、近々に手術がないというだけでもかなり心が軽くなった。神様がお前はしっかり仕事と育児をしなさいと言っている気がする。がんばります。

 同様の病気になった方のブログやTwitterが大変参考になったので、私自身の体験もこのようなnoteに記すことにしました。同じ病気の方の参考になれば幸いです。また、今後の定期検査や転移の有無なども引き続きレポートできたらと思います。