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2024年 福島記念の予想

■ペースが上がりやすい傾向

 福島記念は夏の七夕賞と同じ福島芝2000mが舞台。このコースは1角までの距離が約505mと長く、さらにテンから2度の坂を下るために、福島芝1800mよりも前半が速くなることが大半。最初の下り坂で競り合うと必要以上にペースが上がることになるからだ。

 実際に過去10年を見ても純粋なスローペースになったのは、マルターズアポジ―が逃げ切った2016年のみ。一方、極端なハイペースが4回も発生していることから、基本的にペースが上がりやすいレースと見ていい。

 また過去10年でマルターズアポジ―他、2021年にパンサラッサ、2022年にユニコーンライオンが逃げ切り勝ちを決めている。また、2014年にミトラ、2017年にウインブライト、2018年にスティッフェリオが先行押し切りを決めている。

 この結果のみを見ると、逃げ、先行馬が有利の舞台のように思われるかもしれないが、前記の馬たちはこのレースの前後でGⅡ、GⅠで連対していることを忘れてはいけない。実績や将来性があればこそ、ペースが速くても前から押し切れているだけだ。

 しかし、今年は例年と比較をすると、逃げ、先行馬がやや貧弱。逃げ馬候補が(10)ウインシュクラン、(8)ベラジオソノダラブとなると極端なハイペースは考えにくい。特にベラジオソノダラブは前走のオクトーバーSで逃げて最下位に敗れていることから逃げない可能性が高いと見ている。

 ただ、先行馬は(2)エンパイアウエスト、(4)フライライクバード、(9)ギャラクシーナイト、(13)ショウナンマグマ、(16)シリウスコルトと多数だけに、ハイペースにはなるだろう。ここはなるべくロスなく立ち回れて差せる馬を中心視したい。

 先週のBCクラシック、アルゼンチン共和国杯の予想を参考にされた方、おめでとうございました🎯🎯🎯

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