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2023年 勝島王冠の予想

■大井記念の再現のようなペースになる?

カジノフォンテン、アナザートゥルース、ライトウォーリア、ランリョウオーと前に行きたい馬が揃っていた今年の大井記念では、カジノフォンテンがハナを主張。向正面からペースを引き上げ、前半5F61秒9-後半5F63秒3のかなりのハイペースとなり、セイカメテオポリスの好位からのイン差しが決まった。

今回はアナザートゥルースこそ不在だが、代わりにデュードバンが加わる。ランリョウオーは当時のように控える選択をし、カジノフォンテンが逃げる形になると見ているが、揉まれる競馬が得意ではないライトウォーリアは流動的だ。大井記念時のように内枠でも逃げ馬からスペースを作って追走できれば問題はないが、外から被されるようであれば逃げ馬の外に出して行く可能性もあるし、最初から出して行く可能性もある。デュードヴァンもこの距離で内枠なら出していくだろうか? 

カジノフォンテンが全盛期のテンのスピードがあれば、前半でリードを奪い切って、平均ペース前後でまとめてくる可能性もあるが、本馬は以前ほどのスピードはない。そうなると前半で競られなくても、大井記念時のように向正面からペースを引き上げていく必要がある。当時は高速馬場だったが、現在はタフな馬場。そうなると大井記念時ほどペースが上がらなかったとしても、差しが決まる可能性が高い。

ただ大井記念時と違って、内が伸びない馬場なので、外から差す馬が有利だろう。ここはカジノフォンテンも捨てがたくはあったのだが、展開に恵まれる公算が高い外差し馬と本命馬とした。

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