高熱と磔にされたピチュー
beatmaniaという音ゲーが好きで、念願の中伝に合格した。
今年の春ぐらいに、年内中伝を目標に掲げたけど、5月から9月にかけてメンタルや体調がすこぶる悪く、ゲームがほとんどできていなかったため、正直達成できるとは思っていなかった。
10月に差し掛かった頃、今年が終わるまで3ヶ月をきったという現実に恐怖を感じて、やっと重い腰をあげることができた。人間追い詰められるとやるもんだ。
別に達成できなかったからといって誰かから責め立てられたり、罰金を取られるわけでもないが、自分に負けた気がしてなんか嫌だった。
練習方法はシンプルで、ひたすら下記サイクル(ランプ更新)を繰り返すだけ。自分を見失ったらこの基本のゲームシステムを思い出して。
FAILED→EASY→CLEAR→HARD
元々、頭を使って効率よくプレイすることができない性格なので、ただやり続けた。(おい、ぽまえらwそれはただ拙者がバカなだけとか言うな←)
地力がついたというより、レベル12の空気に慣れてきたというほうが感覚的に近いかもしれない。前までは、レベル12さんを触る時、先輩がいる部室のドアを開けるような億劫さがあったんだけど、今ならスクラムを組めるぐらい仲が良い。普段は敬語だけど、飲みの席みたいな砕けた場所だと少しだけタメ口だせるみたいな、レベル12さんとはそんな関係になれた。
そうなってからは爆速で上手くなった感覚があったンゴね。自分のバックにはレベル12先輩がついてるんで。そんな感じっす。
でも、オラが知らないだけで、この宇宙にはもっと強えやつがいっぺえいるみてえだ！ワクワクすっぞぉ！みんなも、音ゲー頑張ってくれよな👍
二日前、寝起きからなんか寒気がするなぁと思いながら無理して出勤したら、途中から立っていられないぐらい体調が悪くなり仕事を早退した。
帰宅したら熱が39℃あり、ずっとお腹も痛かった。熱は次の日の夕方くらいには落ち着いたけど、腹痛は治らない。元々、お腹は緩い方だが、今回はなにか原因があるに違いない。
思い返すと、前日に食べたキャベツの千切りしか思い当たらなかった。いや、たぶんこいつだ。以前にも、キャベツの千切りでお腹を壊したことがある。今回はキャベツによってお腹を破壊され、風邪も引いたというダブルパンチを喰らったらしい。お店やママンが作るキャベツの千切りやらサラダは平気なのに、なんで自分で用意すると、お腹を攻撃する兵器に生まれ変わるのだろうか。洗わないから？新鮮なキャベツを用意していないから？誰か教えてくれ。
高熱と腹痛を耐え凌ぎ、3回くらい三途の川が見えたけどなんとかこの世に戻ってきた。何回か睡眠ではなく、気絶をしていて本気で救急車を呼ぶか迷った。もう、二度とこんな思いはしたくないので、健康志向で生きますほんと。
朦朧とした意識の中で、永遠とテレビからにじさんじのYouTubeが流れていて、彼ら彼女らの声が自分をこの世に繋ぎ止めてくれていた。本当にありがとう。心配してラインしてくれた友達や家族にも感謝してます。
体調がある程度回復したので、食糧を買いに二日ぶりに外へでた。コンビニへ向かう途中、古い家の解体作業が行われていた。
家の半分が剥き出しになっていて、屈強なショベルカーが家を食べていた。こういうのをみると少し虚しくなる。若干センチメンタルな気分になりながら、トラックの横を通りすぎた瞬間、背筋が凍った。
お分かりいただけただろうか？
そう、ボロッボロのピチューのぬいぐるみが、耳を縛られて、トラックの正面に磔(はりつけ)にされていたのである。そんなことある？ひどくない？中にいれてあげたらいいのに。「よっしゃ！トラックに磔にしよ！」って考える人がいることが恐い。帰りは違う道を通った。