言葉って奥が深い
映像を生業としているのだが、映像の仕事というのは、映像と、言葉を考える仕事ととも言える。
映像は言わずもがな、何から見ていったら、どうしたら人の心を惹きつけるのか?どういうふうに知識を得ていくと、理解できて、感動できるのか?ということ。
そして、言葉は、いかに耳にして、ぱっと深く考えなくても、理解できて、心に染み渡るのか?その映像を見たとき、ひとはその時どんな言葉ならば、深く考えなくても、心に染み込んでいくのか?を考える仕事だ。
そう、どんなに正確に言葉を連ねても、どんなに美しい言葉を連ねても、映像にそぐわなければ、不思議と心にも記憶にも全く残らない。映像と言葉はとても不思議だ。ナレーションを書くということが、どういうことか、私はずっとわかっていなかった。より正確に、より丁寧に事実を伝える。それが最上の正義であると、若かりし頃は思っていた。それは、最上ではなく、最低限の絶対十分条件でしかない。最上の正義は「記憶に残る」。
おそらく、それは、映像だけではなく、全ての「言葉」に言えるんだろう。
言葉は面白い、別に、語彙力なんて必要がない。その場面に、その映像に、その枠に、人が求めている、人が注目しやすい、すっと入っていく言葉を連ねることができれば、それは、人の心に残る。
きっと、歴史に名を残す小説や、今もずっと語り継がれる名キャッチコピーは、それができているんだろうなぁ・・・。
うーん、面白いなぁ。(と、すげー急いでやらなきゃいけない仕事をほっぽって、思ったことを現実逃避気味に書いてみました)
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