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2024年マイ・ベストアルバム【番外編】

今日は番外編としてベスト30に入れられなかった作品も取り上げてみたいと思います。

ヘッダー画像で一目瞭然だとは思うのですが、その中から何点かピックアップ。

Kamasi Washington / Fearless Movement
カマシ新作は何よりもスターウォーズのようなジャケが最高でしたね。

お子さんがクローン・トルーパーのコスプレではしゃいでいるのも微笑ましくて。

カマシ作品、内容は毎回良くて品質保証なんですよね。

Elbow / Audio Vertigo
コールドプレイと同時期に出てきた00年代で数少ないお気に入りのバンドです。

地道に新作を発表してはいるのですが、全然日本に来てくれない、よって人気も盛り上がらないという悲しい状況・・誰かフェスに呼んでください。

先日のロキノンフェスのアンケートに書けば良かった。

Girl in Red / I'm Doing It Again Baby
Peggy Gou / I Hear You

この2枚はフジロックに向かう車の中で同行者と聞いて、意外とハマったのですよね。

Girl in Red は元気なパフォーマンスがアルバムよりもかなり良くてびっくりしました。

ペギーグーさんも華麗な容姿が素敵なのですが、アルバムもなかなかに今どきのクラブ仕様で良かったのではないでしょうか。

この辺の四つ打ち周辺は今90年代前半懐古モードが来ているのかもしれません。

若い同行者がナナナ・ソングにハマってて微笑ましかったです笑

Ariana Grande / Eternal Sunshine

とにかく先行シングルのYes, and?がハウス回顧で最高だったので期待していたのですが、アルバム全体は普通のポップアルバムで少し肩透かし。

しかし、その後シングルカットされたWe can't be friendsやBye,など地味に良曲が多く含まれるアルバムですね。

同じことは今年大ブレイクしたサブリナ・カーペンターにも言えて、アルバムとしては聞き流せる感じであまり耳に残らないのですが、シングル単位で聴いていくと良曲が多いという、どちらもなんとなく残念なアルバムでしたね。

Beyonce / Cowboy Carter

政治的にはグラミー狙いの保守寄り、共和党寄り、のカントリーアルバムを出してきたビヨンセですが、それを度外視しても、筆者的にはポップさを出すために色々な有名曲の引用に頼ってしまった残念なアルバムに聞こえました。

ビヨンセというとシリアスな評価を受ける前にはSingle Ladiesをはじめとする数々のキャッチーなおバカ・アンセムを連発してたのですが、最近それがないのがなんとも寂しい。

またネット上で使われている馬にまたがり星条旗を掲げるジャケットはとてもアイコニックで素敵なのですが、LPは一万円以上するデラックス版にしか採用されておらず、通常盤やCDでは違うジャケット写真が採用されているのもフィジカル愛好家にとっては残念でした。

Charlie XCX / Brat

今年の年間ベストで筆者の最大の謎がこの一枚。

チャーリーはずっとこの路線でアルバムを出してきたはずなのに、なんで今更ダントツ一位なのでしょう。(総合サイトAOTY)

おそらく所属レーベルとの対立があってインディペンデントな活動をし始めたことで業界全体がサポートに回ったのかもしれません。

音楽的には曲単位でもフックに乏しく、アルバムとしても良く構成されているとは思えない、とりとめのないコンピレーション的な作り。

コラボパートナーであった今は亡きSOPHIE的な曲もあって胸熱ではあるのですが、なんでこのタイミングでの再評価なのか。

お色気ムンムンなジャケで売ってたときになかなかブレイクせず、お手軽でシンプルなロゴで出したアルバムが最大の評価を得たのも、なんだか皮肉で残念でしたね。


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