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行動につなげる経営理念

経営改善計画を作ったり、人事評価制度を導入したり、新卒の採用を始めたり、会社に大きな変化をもたらす活動を始める際には、経営理念の見直しをお願いしています。

広辞苑には、経営理念とは、「企業経営における基本的な価値観・精神・信念あるいは行動基準を表明したもの」とあります。

中小企業の社長さんに、会社を経営している理由をたずねると、十中八九「社員とその家族の生活を守るため」という答えが返ってきます。
だから、経営理念にもこのフレーズが含まれているケースが多いです。

同感です。経営理念を一皮、一皮むいていくと、最後に残る芯が、この「社員とその家族の生活を守る」だと思います。広辞苑で言うところの「企業経営における基本的な価値観」ですね。

では、社員とその家族の生活の糧はどこからもたらされるか?
そう顧客です。

その糧を得るために、顧客にどんな価値を提供するのか?
その価値を提供するために、会社は何をすべきなのか?

つまり、広辞苑で言うところの「行動基準」を経営理念に含めるようお願いしています。

業務マニュアルを作成しても、実際の現場ではマニュアルに書ききれないことがたくさん出てきます。

そんなレアケースに遭遇したときに、どう考え行動するのがよいか、それを指し示すのが経営理念の役割だからです。

御社の経営理念は、社員さんがどう行動すればよいか明示されていますか?



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