生産者支援をおこなう飲食店5選
新型コロナウイルスが発生して約1年。緊急事態宣言も今回で2度目。
生産者向けにいくつか助成金などは出ているようですが、それだけでは補いきれない生産者も多いかと思います。
時短要請に伴い飲食店の営業時間が20時までとなり、生産者は卸業者や飲食店への納品量が激減しました。
野菜や米、肉、魚の成長をコントロールすることはもちろんできないので在庫のやり場に頭を抱えているというのを最近SNSなどでよく見かけます。
そこで、『食べチョク』や『ポケットマルシェ』などの農作物の通販サイトを運営する会社が生産者支援の取り組みをされてますが、今回は生産者支援をしている『飲食店』に絞ってご紹介したいと思います。
なかめのてっぺん本店
はじめに紹介するのは、中目黒にお店があります『なかめのてっぺん本店』
以前より、「築地もったいないプロジェクト」などを立ち上げており、フードロス削減について最前線で活動されている企業です。
今回の生産者支援の取組内容としては、来店者に対して牡蠣やマグロをプレゼントするという内容。
好評により、内容を変えて第2段、第3段を開催されているそうです。
▼内山代表のSNSでの投稿
焼かない焼肉屋『29ON』・『すしおん』
私が勤めるfavyの子会社(株式会社29ON)が経営する『29ON』
29ONは完全予約制なのでフードロス自体は元々ほぼ0の状態ですが、今回は食材や酒類を29ONに販売し、お店のコースやテイクアウトメニューの食材として使用したり、お店の会員が直接購入できるルートを提供したりする取り組み内容となっています。
1月20日から開始されましたが早くも多くの生産者さんからお問い合わせが来ているそうです。
▼リリースはこちらから確認できます。
http://blog.favy.co.jp/13867/
▼株式会社29ON米山代表のSNSでの投稿
焼肉・ホルモン料理『とらじ亭』
上野御徒町で戦後間もない頃から75年営業している焼肉屋『とらじ亭』
(現在は大塚、神田、日暮里にも店舗あり)
生産者支援の取組内容としては、A5黒毛和牛を使用したテイクアウト専用弁当を半額で購入することができるそうです。
半額で購入できる条件としては、クラウドファンディング又はサブスクリプションの会員券を購入した方のみとなっています。
▼クラウドファンディング(CAMPFIRE)
https://camp-fire.jp/projects/370674/backers/new?id=547062
▼サブスクリプション会員券
https://torajitei-kanda.favy.jp/plans/1525
▼音羽オーナーのSNSでの投稿
炭火焼肉ホルモン『横綱三四郎』
西荻窪に2店舗、高円寺、西永福に店舗を構えている『横綱三四郎』
新鮮なホルモンや和牛オリンピック(全国和牛能力共進会)で日本一に輝いた鹿児島和牛などをリーズナブルに味わえるお店として地元の方から愛されているお店です。
前回の緊急事態宣言から納入業者支援の取り組みをされておりまして、牛タンまるまる1本を通常価格よりも安く販売されております。
▼創業者下原さんのSNSでの投稿
串屋横丁
東京・千葉・埼玉に46店舗出店されている『串屋横丁』
新鮮なホルモンを安く食べられるお店なのですが、養豚場・加工工場・配送・店舗の一連をすべて自社で運営している徹底ぶり。
取組み内容としては、緊急事態宣言中限定で「新鮮豚モツ」を格安で販売されております。
▼ブランドのSNSアカウントでの投稿
今回紹介した5店舗以外にも生産者や卸業者の支援をしている飲食店はあります。
感染が広がらないような行動をとることと生活をしていくために経済を動かしていくことのバランスはその当事者が置かれた状況によって変わってると思います。
新型コロナウイルスという見えない敵と戦かわないといけないですが、全てをコロナのせいにして何も行動を起こさないのは戦うことを諦めたのと同じになってしまうので今回のような飲食店の自発的な行動を応援したいです。
1日でも早く新型コロナウイルスが終息することを切に願います。
できることからやっていこう!!
以上。