2017/4/24〜26の東京見物【その8*新国立美術館『ミュシャ展』】

画像1 【2017/04/24〜26】 妹と行く!東京見物最終日その1。前回【https://note.mu/yosi_oekaki/n/ne38bdb78188e】 初日に来た六本木へ再び参りました。今日はミュシャ展【http://mucha2017.jp/】 を観に行きます。通勤ラッシュが怖くてチェックアウト10時までホテルでダラダラ過ごす姉妹。六本木の建物はみんな大きいですね。鯉のぼりが可愛い。東京はどこも道が入り組んでて狭かったです。
画像2 あちらに見えまするは!国立新美術館に御座います!近代的な不思議な建物がビルの合間からパッと見えた時「あ!凄い!」ってなります。
画像3 じゃじゃん。(ピンボケしてる!!)チケット売り場はまだ午前中でしかも平日だというのに行列が出来ていました。ミュシャは有名な画家なので誰でも知っているかな?ミュシャ展と一緒に草間彌生さんの企画展もやっており、そちらもたくさんの人が来場していました。写真撮りそびれたのですが、美術館内の木々も草間彌生仕様になっており水玉の布でデコレーションされていました。とてもポップな感じ。
画像4 嬉しくてもっかい妹とチケットを撮影。今度はピントあってますね!ええい!はよ会場にいかんか!
画像5 ミュシャ展内も撮影禁止なのですが、一部「スラブ叙事詩」の部屋で撮影可能エリアがあり、今回はそこで撮影した写真です。スラブ叙事詩はとにかく大きな絵で圧倒的です。前情報からはしゃぎ過ぎの私の横でこんなでかい絵があるなんて知らなかった妹は血圧が下がって眩暈を起こしてました。すまん。今回も妹と分かれて美術鑑賞です。
画像6 伝わるかな、とても大きな会場に見上げるほどの大きな絵画がバンッ!バンッ!バンッ!ババンッ!と展示されてあります。スラブ叙事詩は晩年のミュシャのライフワーク連作です。詳しい話は此方の公式サイト【http://mucha2017.jp/】 をご覧頂くとして、ひとまず雰囲気をお楽しみ下さい。
画像7 撮影出来たのは20作あるスラブ叙事詩の内後半に描かれたものです。パリで大人気だったミュシャはハードワークな日々に虚しさを感じて「俺の本当にやるべき事は!」と突き詰めてやがて自分のルーツとなるスラブ民族の歴史を描く事に至ったそうです。ミュシャは故郷チェコの為に沢山の絵を描いたチェコでとても愛された画家です。日本でも好きな人沢山いますよね。私は今回の企画展で本格的に好きになりました。
画像8 絵の中央下部分に描かれているお花。おそらくゼラニウム。気づいて物凄くほっこりしたのでパシャり。
画像9 スラブ叙事詩は民衆が主役、だから画面いっぱいに描かれた全てが主役です。此方は唯一ロシアが描かれているもの。パトロンのリクエストでロシアが舞台となっています。
画像10 ファンタジックでドラマチックな画面もミュシャの特徴ですが、私はこの絵が一番好きです。画面中央から上の天上界、そして下画面の現実の世界が混在する凄〜く素敵な演出がされており、インスピレーションが刺激されます。ちょっと感動してしばらーく動けなかったほどです。
画像11 これは19作目の作品。スラブ叙事詩クライマックスの絵で、古代から現代に至るスラブ民族の歴史が一つの画面に同時に描かれています。20作目を描いている途中、ミュシャはドイツ軍に逮捕されてしまいます。1939年、ナチスの時代です。ミュシャの絵は祖国チェコで大人気、沢山の人から敬愛されていたためナチスから「ミュシャの絵はチェコ人の愛国心を刺激しすぎる」と危惧されたそうです。投獄中に体調を崩してそのまま回復せず亡くなったミュシャ…。そんな人生を送ったなんて知りませんでした。
画像12 これは未完となったスラブ叙事詩の20作目。まだ描きかけで、下地のままになっている人物が結構います。感動的でドラマチックな19作目と比べて柔らかな色合い、完成が見て見たかったな…と思いつつ、「こんな風に描いていたのか」という制作過程に触れる事が出来る絵描きとしては興味深い作品です。なんかとても暖かい絵なんですよね、これ。
画像13 ところでこちら、画面中央右側の人々なのですが、なんか白っぽいものが見えませんか? これなんなんでしょうね。なんか人間じゃ無い感じがするのです。
画像14 アップ。 お、お化け?幽霊?それとも精霊や天使でしょうか。誓いを立てる青年たちに混ざって白いものが彼らと同じポーズで誓いを立てています。完成形がやっぱり見て見たかったかもしれませんね。
画像15 ミュシャのスラブ叙事詩、本当にドラマチックな企画展でした。他にもパリ時代のポスターやチェコで描いた沢山の作品も見ることが出来ました。3日間歩きっぱなしで足の裏はジクジク痛みましたが、それでも3時間くらいは眺めていた気がします。血圧が下がってしまった妹は先に会場を出てましたが、付き合ってくれて本当にありがとうでした。チェコの歴史にも触れられて、教養深まる時間でした。
画像16 で、ミュシャ展が行われていたこの「国立新美術館」ですが、建物自体も凄く近代的でカッコよかったです!時間があればカフェで一服しながら色々と見学したかったな。
画像17 にしても広い!ここは本当にかっこいい美術館で、また東京に来たら是非もっかい行きたい場所です。
画像18 パノラマで撮って見ました。ミュシャ展の他、草間彌生展や他の企画展示を見に平日にもかかわらず沢山の人がこの美術館に来てました。草間彌生展のギャラリーショップは廊下まで行列が出来ているほど…ミュシャ展のショップのよりも長い行列でした(行列見ると並びたくなっちゃう…!)
画像19 国立新美術館はそのまま乃木坂駅に直結しています。ミュシャを堪能して、そろそろ東京ともお別れです。外に出ると曇り空の東京のビルが見えました。初日の晴天の中で浅草に行っておいて良かったね、と妹と語らいつつ「あまり時間も残ってないけど山手線一周したい」という私のワガママを叶えるべく、東京駅へ向かいます! 次回へ続く! #日記 #よし日記 #写真 #よし写真 #旅行 #東京

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