Illustrator 「常にプレビューを確認しながら、オブジェクトの “移動” ができる」 スクリプト
〜12月1日 00:00
アップデート!
Ver 1.1.0 ……
キーボードの矢印キーで「水平方向」と「垂直方向」の数値を増減できるようになりました。
「水平方向」と「垂直方向」の数値を0にしなくても、単位を変えられるようになりました。
必要な方は、ダウンロードをして、以前のバージョンのスクリプトと入れ替えてください。
Illustratorメニュー → 「オブジェクト」 → 「変形」 → 「移動」 の代わりに、 このスクリプトを使うと便利です
Illustratorのデフォルトの「移動」には数値を増減させるボタンが付いていません。そのため、当てずっぽうな数値を入力して、いちいちその結果をプレビューで確認して移動するしかありません。1度目に入力した数値が希望したオブジェクトの位置でなかった場合、また入力欄に直近の新たな数値を入力してプレビューで確認しなければなりません。
ところがこのスクリプトだと、1度目は入力欄に適当な数値を入力することになるかもしれませんが、その後は右側にある「ー」と「+」のボタンをポチポチとクリックしいくだけで、ドキュメント上で選択されたオブジェクトが、ダイアログで設定された「増減値」分だけ移動していきます(キーボードの上下矢印キーを押しても「増減値」分だけオブジェクトの移動ができます。ただしその際は、増減させたい「水平方向」または「垂直方向」の欄が選択されている必要があります)そして、オブジェクトが希望の位置まで移動した後、「OK」をクリックすれば良いのです。
移動の単位は 「mm」 「pt」 「歯」 から選べます
オブジェクトの移動前、または途中でも、任意の単位(「mm」「pt」「歯」)に変えられます。
1回の 「ー」 や 「+」 のボタンクリックで、 ダイアログの 「増減値」 分だけ選択オブジェクトが移動します
1回のクリックで移動させたい距離を、ダイアログの「増減値」の欄に入力してください。数値の前にーや+を付ける必要はありません。数値だけ入力してください。
Illustratorのデフォルトでは、キーボードの矢印キーでもオブジェクトの移動ができるのですが、その移動量を変更するには、いちいちIllustratorメニュー →「環境設定 」→「一般」→「キー入力」を開かなければなりません。その点、このスクリプトだと移動ボタンと同じ画面内で、簡単に移動量を調節できます。
ダイアログの入力欄に直接数値を入力することもできます
こちらの操作でも、ドキュメント上の選択オブジェクトがプレビューで移動します。これは、Illustratorの「移動」コマンドと同じ仕様です。
このスクリプトのファイル名の末尾に付いている 「-1」 の意味について
このスクリプトのファイル名は「プレビューを確認しながらオブジェクトを移動する_v100-1.jsx」となっているのですが、この「-」と「.jsx」の間に挟まれた数値が、毎回スクリプトを起動したときに表示されるダイアログの「増減値」の欄に、あらかじめ入っているデフォルトの数値です。ですので、例えばデフォルトの増減値を2.5にしておきたい場合は、ファイル名を「プレビューを確認しながらオブジェクトを移動する_v100-2.5.jsx」としてください(「-2.5.jsx」は全て半角文字)なお、ファイル名は自由に変えられますが、末尾に「-1.jsx」などの数値が付いていない場合のデフォルトの増減値は1となります。
ダイアログのボタン配置は 「ー」 が上で 「+」 が下になっています
これはIllustratorの「垂直方向」の軸の値が、下方向に行くほど数値が大きくなっているためです。「水平方向」だけ変えると混乱するので、こちらも同じく「ー」が上で「+」が下となっています。
オブジェクトなら何でも移動できます
パス、アンカーポイント、画像、テキストフレーム、何でもスクリプトで移動できます。ただし、文字ツールで選択した個々の文字の移動はできません。
ダウンロードはこちらから
ここから先は
11月1日 00:00 〜 12月1日 00:00
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