Illustrator 「ゆがんだ図形を、簡単に修正できる」 スクリプト
〜2月28日 19:00
原稿のMicrosoft WordやExcel、PowerPointなどで作成された図を、そのままの形でInDesignやIllustratorで扱える図に変換することがよくあります。まずMicrosoftのファイルをPDFに書き出すのですが、それをIllustratorで開いてみると、元々デザイナーの方が作られた図では無いので、図の一部がきれいに水平になっていなかったり、垂直になっていなかったりして困ることがあります。というわけで今回は、ゆがんだ図形を、簡単に修正できるスクリプトを作成してみました。
水平や垂直になっていない箇所のアンカーポイントを、ダイレクト選択ツールで選択してスクリプトを実行
そうするとまずダイアログが表示されて、選択されているアンカーポイントの「上」「下」「左」「右」どの位置に整列させたいのかを尋ねてきます。そこで希望の位置を選択すると、Illustratorのドキュメント上でリアルタイムにプレビューが表示されるので、その位置で正しければ「OK」をクリックします。
選択するアンカーポイントはいくつでもかまいません
2点でも3点でも、いくつでもかまいません。選択された全てのアンカーポイントが、ダイアログの「上」「下」「左」「右」希望の位置で整列します。
ダイアログで「元の位置」を選択すると、アンカーポイントがスクリプト起動前の位置に戻ります
ダイアログで「OK」をクリックするまでは、何回でも「上」「下」「左」「右」「元の位置」でプレビューの変更が可能です。納得がいくまで位置を変更してみてください。
このスクリプトと同じ処理を、整列パネルの「アンカーポイントの整列」で実現できるが…
整列パネルの「アンカーポイントの整列」では、アンカーポイントをダイレクト選択ツールで1つずつ選択していった場合、最後に選択したアンカーポイントに、他の選択されたアンカーポイントが整列するというルールがあります。そのため、アンカーポイントを選択する前に、基準にするアンカーポイントを決めておく必要があるので、あまり直感的ではありません(「上」「下」の中間のアンカーポイントや、「左」「右」の中間のアンカーポイントに整列させたい場合は、この機能は便利なのですが…)
また、アンカーポイントを、ダイレクト選択ツールやなげなわツールで囲んで選択すると、このスクリプトと同じ処理を実現できますが、囲んで選択する途中で余計な箇所も選択してしまったりするので、こちらも使いづらいです…
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1月29日 19:00 〜 2月28日 19:00
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