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Illustrator 「さまざまな方法で、オブジェクトの拡大・縮小ができる」 スクリプト

『Illustrator「文字サイズは変えずに、その他の部分のみ拡大縮小する」スクリプト(https://note.com/yosi2631/n/n5ecefbf74555)』のアップデート版を公開した直後、Xのコメントで「3種類から選べる拡大・縮小機能が便利なので、文字サイズも一緒に変わる普通の拡大・縮小スクリプトが欲しい」というリクエストをいただきました。そこで早速、作成してみました。

拡大・縮小の方法を4種類から選べる

・%で指定する
・幅(mm)や高さ(mm)で指定する
・選択範囲内の一部のパーツサイズ(mm)で指定する
・個別に拡大・縮小する(mm)

以上から1つ選べます。希望する拡大・縮小方法の横にあるラジオボタンをクリックして選択してから、白くアクティブになった欄に半角で数値を入力して、OKをクリックしてください。

「縦横比を固定」するか「縦横比を変更」するか

「文字サイズは変えずに、その他の部分のみ拡大縮小するスクリプト」は「縦横比を固定」のみ対応していましたが、今回のスクリプトでは「縦横比を固定」に加えて「縦横比を変更」も可能です。選択オブジェクトの縦横比を変えて、拡大・縮小することができます。例えば「幅」120%「高さ」150%にしたり、「幅」120mm「高さ」150mm にしたり、自由に拡大・縮小できます。

「選択範囲内の一部のパーツサイズ(mm)で指定する」機能について

たまにクライアントから「この部分(オブジェクト全体の一部分)が100mmになるように全体を拡大して」などと要求されることがあります。毎回電卓で、100mmをその部分(オブジェクト全体の一部分)のサイズ(mm)で割り算して拡大率を計算してから、オブジェクト全体を選択して拡大していたのですが、今回、そんな計算をしなくても良いように機能を追加しました。
オブジェクト全体を選択してスクリプトを実行、「選択範囲内の一部のパーツサイズ(mm)で指定する」のラジオボタンを選択後、白くアクティブになった空欄に、その一部分の「元のサイズ(mm)」と「拡大・縮小後のサイズ(mm)」を入力してからOKをクリックしてください。

「個別に拡大・縮小する(mm)」機能について

Illustratorメニュー →「オブジェクト」→「変形」→「個別に変形」→「拡大・縮小」と同じ機能です。選択された個々のオブジェクトやグループが、個々の中心部分を基準に拡大・縮小されます。Illustratorのデフォルトの「個別に変形」の拡大・縮小と全く同じ機能ですので、よくわからない方はGoogleなどで検索してください。

選択オブジェクトの拡大・縮小時の「基準位置」を選べます

これが、Illustratorで拡大・縮小する(%)場合に、デフォルトでは存在しない機能なのですが、拡大・縮小に際して9つの基準位置から選べます。Illustratorの変形パネルに表示されているのと同じものです。

その他、ダイアログのオプション類は、Illustratorのデフォルトと機能は全く同じです

使い方がわからない方は、Googleなどで検索してください。詳しく説明されていると思います。

ダウンロードはこちらから

ダウンロード後に「スキ」をいただけると、今後の制作の励みになります!


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