ニボ

30代専業主婦。一軒家で夫と二人暮らし。料理と庭いじりと時々アルバイト。掃除はきらい。

ニボ

30代専業主婦。一軒家で夫と二人暮らし。料理と庭いじりと時々アルバイト。掃除はきらい。

マガジン

  • 私と父の闘病記録

    ある日突然父が重い病の診断を受けた。家族で試練に立ち向かう日々の出来事を、読んだ誰かの「心構え」になればと思って投稿していきます。

最近の記事

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noteはじめました

ある日突然夫が言いました。 俺、note始めてみようかな? note、存在は知ってました。有名なシェフやインフルエンサーが書いた記事を、SNSで読んだことがあります。 私の夫はただのサラリーマンです。それがまたどうして?と聞くと、仕事の中で文章力が必要になることがあるので、それを鍛えるためなのだと。 ほう、noteはそんな使い方も出来るのか。 夫に限らず、私もただの専業主婦です。しかし文章を考えたりするのは昔から好きで、公募ガイドを買って応募したこともあります。かす

    • 手間をかけたポテサラを食べながら「究極の手抜き」について話し合ってみた

      「ポテサラくらい作れ!」「冷凍餃子は手抜きだ!」「手抜きといえば唐揚げ」なんて最近ネットで話題になったので、久しぶりにポテトサラダを作りました。ちょうど実家からじゃがいもが大量に送られてきたんですよね。 某串カツ屋のポテサラ風にしました。もう半年くらい行けてない…。 さてポテサラをつまみながら、夫に事の顛末を話していると「じゃあ究極の手抜きってなんだろう?」という話になったわけです。冷凍餃子、唐揚げなんて論外、ポテサラだって買ってきて「盛り付ける」という手間があるじゃない

      • 私のたい焼き履歴書

        最初にたい焼きと知り合ったのは、駅の中にあるホットスナックのお店だった。チーズドックともそこで初めて知り合った。他にも焼きそばとかたこ焼きとかアメリカンドックが売っていて、しかも駅に入るエスカレーターに乗るには目の前を通らないといけない仕様になっていた。その中で一番安かったたい焼き。たしか60円くらいだったと思う。真ん中に絞り出したアンコが入っていて、尻尾どころか腹も背中も生地だらけだった。それでもお腹は膨れるし、なにより通りかかったら最後食べたい衝動に駆られるのだ。ただ小学

        • アオムシ観察日記①

          ※アオムシの写真多いので、苦手な人はご注意! 昨年ふるさと納税でいただいた、レモンの鉢植え。春が過ぎてよく蝶が飛んでくるなーとは思っていたけど、気づいたら大きなアオムシがいた。雨が続いてしばらく窓際から様子を見るだけだったけど、若葉がモリモリ削れているので誰かが食べてるのかなーと思っていた。私の大事なレモンの木が食べられるのは正直面白くないけど、濡れそぼった葉に隠れるように身を潜める姿を見つけたら妙に愛着が沸くもので。 生物に詳しい友人に写真を送ると、これはもう最終段階で

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        • 私と父の闘病記録
          5本

        記事

          エコバッグで「環境破壊」した話

          エコバッグというやつを、初めて入手したのは10年前くらい。職場の先輩から送別品にもらったものだった。とはいえ当時は独身一人暮らし、仕事終わりに買い物といえばコンビニに寄るくらいだし、週末の買い物にわざわざエコバッグを持ち歩くわけでもなく、外出時に荷物がアレコレ増えたときにまとめるための物という使い方しかしていなかった。要するにサブバッグだ。エコでもなんでもない。 結婚して、仕事を辞めて、専業主婦になった私にとって、買い物は「仕事」になった。近隣のスーパーやドラッグストアの底

          エコバッグで「環境破壊」した話

          日記帳や手帳を毎年半分も埋められない私の3年日記(1年目)

          つまり私は熱しやすく飽きっぽいのだ。毎年年末になると、かわいい手帳や日記帳を買っては「さて今年こそ使い倒すぞ」と意気込んでみるものの、半年も続いた試しがない。年末の雰囲気に浮かされて、来年こそは!なんて思っても、次第に手帳は持ち歩かなくなり、日記は隅に埋もれていく。購入時は一応やる気があるので、過去の反省を活かしてさてどんなものを買えば続けられるかと考え、大きくて薄いものや細長くて分厚いもの、マンスリーだけのもの、ウィークリーの欄を日記帳がわりにできるもの、様々試した。大人っ

          日記帳や手帳を毎年半分も埋められない私の3年日記(1年目)

          4・白血病は治る病気って思ってたよね

          父の病気について詳細がわかったとき、私は母と二人で主治医と面会した。主治医は若い男の先生で、多分私より若い。若い医者らしく、勉強熱心でエネルギッシュだった。 私達もそれなりに調べてはいたが、先生はわかりやすい言葉で丁寧に説明してくれた。 白血病とひとくちに言っても、色々種類がある。 急性、慢性、骨髄性、リンパ性、この辺はよく聞く分類だけど、更に異常を来した遺伝子の数や種類によって予後の良し悪しがある程度変わってくるらしい。父は「急性骨髄性白血病」と聞いていたけど、予後の

          4・白血病は治る病気って思ってたよね

          税金で美味しいものを食べようの会

          結婚を機に始めたことの一つにふるさと納税がある。それまでは「ギフトカードをばらまいて問題になってる制度」くらいのイメージしかなかったし、いざ利用してみようか?となってからも「とりあえず美味しいもの貰えて節税できる制度」くらいの感覚だった。節税とか言ってもお金は払ってるんですよ、そのあたりの仕組みをきちんと理解したのは2年目になってから。 要するに、自分の選んだ自治体に税金を納めて(寄付して)、そのお礼に美味しいものだったりを頂いているわけですね。その分が翌年徴収予定の住民税

          税金で美味しいものを食べようの会

          3・明るい励ましが呪いの言葉になる瞬間

          もっと簡潔に、調べた知識とか情報を淡々と公開していこうと思っていたのだけれど。能天気が売りの私と母にも、いわゆる「メンタルブレイク」がやってきてしまった。一番の被害者は勿論母だ。その余波が私のところにもやってきた。 メンタルブレイクのきっかけは、共通の知人からもらった「励ましの言葉」だった。 「きっと大丈夫よ、明るい未来を信じましょう」 ありきたりな励ましの言葉だと思う。私だって、友人などに家族の病を告白されたら似たような言葉をかけるだろう。仕事関係の人達に報告したとき

          3・明るい励ましが呪いの言葉になる瞬間

          左手薬指の呪いと戦った話

          左手薬指に異常が出はじめたのは、4月中旬だった。なんだかカサカサしてるので最初は手荒れだと思った。手洗いアルコール消毒は頻回だったし、家では毎日水仕事。そりゃ手も荒れるわ。でも気温も湿度も上がり出した今頃なんで…?とりあえず保湿クリームを塗るけど改善しない。そのうちプツプツと小さな水ぶくれができてきた。左手薬指にだけ。いやいや手荒れなら全体的にいこうよ、なんでそこだけ?プツプツが出てくると猛烈に痒い。夜中に痒くてかきむしりながら目を覚ますようになった。そうすると水ぶくれは破け

          左手薬指の呪いと戦った話

          いざという時焦らないための療養費の知識

          【attention】この記事は医療事務を5年勤めた私が、自身の経験と知識をベースに高額療養費の利用方法をまとめたものです。正確な情報をお求めの方は然るべき公的機関の提供する資料をご確認ください!難しい資料読むの苦手!って人のとっかかりになりますように。 「高額療養費ってみんな知ってる?」と聞いてみた。弱小アカウントのアンケートですが、ママ垢の子が手伝ってくれたりしてそれなりの数字になりました。 意外と使ったことある人いますね。ママさんは出産前にお世話になってる人とかもい

          いざという時焦らないための療養費の知識

          おいしいラーメンの楽しみかた

          我が家ではお金を使うとき、その価値について考える。クオリティやお得感などは言わずもがなとして、「時間」や「付加価値」なども加味することがある。 例えば「時間」。時短に投資することで別のところに時間をさけるという考え方だ。共働きの家庭がルンバを購入するとか、ホットクックを購入するとか、そういうイメージ。 そして「付加価値」。こちらは意外とスルーされがちなのではないかと思う。作り手がどれだけ考え、試行錯誤して品物を世に出したか、そこにお金を払うという考え方だ。サービスにお金を

          おいしいラーメンの楽しみかた

          2・父と私について

          ちょっと書くか悩んだけど、私と父の関係について触れておきます。 父は調理師をしていて、私が小さい頃は自営業もしてました。しかしバブル崩壊後に店をたたみ、その後はチェーン店を抱える会社でサラリーマン調理師として働いてきました。とにかく忙しくて、まともに遊んでもらったことはなくて、それでも父が大好きでした。むしろあまり会えないからこそレアキャラ的扱いで会えたら嬉しい!!と思っていたのかも。子供の頃の夢は「お父さんのお店でアルバイトとして働く!」でした。 そんな夢も一応は叶える

          2・父と私について

          1・家族の病気が与えてくれた試練と知識、そして鍛えられる心

          60過ぎてもモリモリ働いてた父が、コロナ自粛期間中に体調を崩し白血病と診断された。 家族にとっては青天の霹靂だが、容赦なくやってくる出来事を乗り越えていかなくてはならない。感染症対策という名の無常な隔離、迫る医療費(高額)(予定)、勤め先の退職勧告、そして試される家族の絆。 なんかカッコよく始めてみたけど、一度しかない人生で何度も経験しないような体験が始まってしまったので、これを読んでくれたあなたがいつか同じような壁に立ち向かうときの心構えになればいいなーと思ってます。

          1・家族の病気が与えてくれた試練と知識、そして鍛えられる心

          人生の分岐点からコロナに挑む

          自分が歳を重ねれば当然周りの人間も等しく歳を重ねるなどという、当たり前すぎることを時々忘れてしまうことがある。 例えば私には4つ離れた弟がいるが、時々彼を中学生くらいの気持ちで見ていることがある。もうとっくに父親で、こっちだってアラフォーと呼ばれる世代なのに。実家で会うと中学生男子が突然オムツを変えたり子守をしたりしていて、錯誤に陥るのだ。よく言われるところの「子供はいくつになっても子供」という感覚と同じなのかもしれない。私にとって4つ下の弟はいつまでもかわいい弟なのだ。き

          人生の分岐点からコロナに挑む

          ドライブスルー八百屋を利用してみたらうっかり泣いた話

          ニュースで話題になっていたので、気になっていたドライブスルー八百屋。接触は最小限で、ダンボールに詰めた野菜を直接車に積み込んでくれるらしい。気になっているうちにどんどん事業が拡大して、ついに家の近くにも拠点が出来たので利用してみることにした。 夫の休みに合わせて土曜日の予約をし、いざ当日。 近所とはいえ行ったことのない場所、夫に運転を任せてナビを頼りに車を走らせていく。右折の指示が出たので曲がろうとすると、進行方向に手作りの看板を持ったお兄さんがいる。パイプ椅子に腰掛けて

          ドライブスルー八百屋を利用してみたらうっかり泣いた話